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2021年03月25日22:04

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昨日の負けを引き摺らなかった高安、一昨日の負けを"良薬"にした照ノ富士。

■元横綱鶴竜「気持ちの面が削れていった」 引退理由語る
(朝日新聞デジタル - 03月25日 15:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6459494
大相撲三月場所十二日目、賜杯レースで単独トップながら二敗に後退した小結高安は前頭二枚目北勝富士を押し出しに退け連敗を回避し白星を二桁に乗せ、星一つ差で追走する関脇照ノ富士も前頭六枚目の玉鷲を突き落としで制し、大関昇進目安とされる「三役で直近3場所33勝」に到達する9勝目を挙げ、右四つ、左上手の本来の相撲で合い口の良くない小結御嶽海を寄り切りに仕留めた大関朝乃山と共に三敗を守り、星一つ差で追走する展開となりました。
さて、昨日合い口の悪い大関正代の突き落としに屈して二敗目を喫した小結高安ですが、今日は前頭二枚目で勝ち越しを賭ける北勝富士が相手。両者ほぼ互角の立ち合いから強い踏み込みの高安が北勝富士の出足を受け止め右の押っつけで崩し、さらに前に出る北勝富士の体を泳がせ、横向きにして体勢を戻そうとするところを押し出し、勝負あり。八角理事長(第61代横綱北勝海)は今日の高安について「踏み込みが良かった。右からの攻めも良かった」とコメント、テレビに映るその姿を眼にして「見た目は落ち着いているように見える」と続けましたが、昨日負けた相手が合い口の良くない正代だったからか割り切って土俵に臨んだことも落ち着いた一番だったと言うことだと思いますね。明日は小結大栄翔の当たりと押しに巧く対応して叩き込みに仕留めて勝ち越しを決めた前頭二枚目の若隆景との対戦となりますが、この若手をどう攻めるのか、注目となるでしょうね。
一方、"奇跡の帰り大関"に向けての土俵が続く関脇照ノ富士の対戦相手は前頭六枚目のベテラン玉鷲。立ち合いから玉鷲の強烈な喉輪押しから小手に振られるも下からあてがって外して撥ね退け、突き落としで勝負あり。この冷静な攻めの一番について、八角理事長は十日目の志摩ノ海戦で突き落としを食らった黒星を教訓に“良薬”に変えたことが白星に繋がったとし、「慌てて出て行った志摩ノ海戦が頭にあったんだろう。土俵際も焦らなかった。危なかったけど、体勢を整えて足を前後にして」とコメントしていますが、あの黒星から得た教訓が土俵際での玉鷲の執拗な喉輪攻めへの冷静な対応に繋がったと感じましたね。三役で3場所33勝となる9勝目を挙げましたが、照ノ富士自身が「あくまで通過点」と口にするように、今場所は二桁に乗せてこそと言うことだと思います。八角理事長は「本人は優勝しか狙ってないでしょう。そう思って取って欲しい」と残り三日間の土俵に期待を示しましたが、より白星を重ねてこそ印象アップに繋がるので、賜杯レースの行方とともに注目したいと思います。
その他。角番の大関貴景勝は前頭五枚目隠岐の海に叩かれるも押し出しで制して勝ち越し、角番を脱出。大関正代も関脇隆の勝を叩き込みに退け、勝ち越しまであと一番としました。結果、2日連続で大関が揃って白星を挙げ、"安泰"の一日となりました。また、平幕で唯一の三敗力士だった前頭八枚目翔猿は、前頭三枚目の明生の押し出しに屈して四敗目を喫しました。
さて、昨日引退を表明した小結鶴竜のリモートでの記者会見があり、鶴竜は現在の心境を「何かから解放された。そんな気持ちです。ボーッとしてるじゃないけど、何も考えずにいられる。」と語り、急な決断の経緯については「直前の怪我もそうだが、ここ最近怪我で土俵に立つことができず連続休場で来ていた。たくさんの人にもう一度土俵に上がる姿を見せたいと思っていたが、気持ちの面で少しずつ削られて、体も悲鳴をあげて、中途半端に土俵に上がるわけにはいかない。引退という決断になった。」と答えていましたが、今場所の休場が新たな怪我だったことも、そのきっかけになったのかもしれませんね。

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