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2021年03月16日22:57

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右膝の古傷の悪化で手術、七月場所に進退とのことだが、横審はそれまで待てるのか。

■白鵬、取り口に見えた異変 近づく「終演」、再起はあるのか
(朝日新聞デジタル - 03月16日 19:25)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6448210
大相撲三月場所三日目、午前中に初日、二日目を連勝でスタートしていた横綱白鵬が今日から休場(途中休場含めて5場所連続)と言うニュースが入り、追って日本相撲協会に提出したその診断書に関して「右膝蓋大腿関節軟骨損傷、関節水腫で手術加療を要する。術後、約2カ月のリハビリテーション加療を要する見込み」と判明。白鵬の師匠である宮城野親方(元前頭13枚目竹葉山)によると今月中に右膝を手術を受ける予定とのことで、次の五月場所は出場を見送り、その次の七月場所を「進退を懸ける場所」とする意向を示したのだとか。対戦相手の阿武咲は不戦勝の勝ち名乗りを受けましたが、二日目の取組を終えた昨日の夜、右膝に血の混じった水がたまって注射器で3〜4本くらいの量を抜いたとのことで、担当医が「この状態で土俵に上がったら相撲が取れなくなる」と事実上のドクターストップをかけたほどで、古傷となった右膝が相当に重症であることが窺える内容に、驚きましたね。
さて、今日の土俵ですが、帰り大関へのトライアルの場所となっている関脇照ノ富士は先場所の覇者で直近の2場所で連敗している小結大栄翔を寄り倒しに退け三連勝としました。この一番、立ち合い、廻しには届かなかったものの左で差して右で抱え、大栄翔に回り込まれて振られながらも、逃さず伸し掛かって寄り倒して勝負あり。大関昇進の目安とされる「三役で三場所33勝」まであと6勝としましたが、照ノ富士は帰り大関への意識について「9番(で33勝に達する)勝って、そこからその話ができる」と語り、まずは33勝に乗せ、実質的にはあと一番勝って10番とし、「三場所連続二桁」となってからと見ているのではと思いますね。
そして、今日の大関ですが、正代は前頭筆頭宝富士を寄り切りに退け2連勝、朝乃山は前頭筆頭北勝富士を押し倒しで制して「連敗はしませんでした」の2勝目を挙げましたが、角番の貴景勝は前頭二枚目若隆景の寄り切りに屈して今場所初黒星、三大関が揃って一敗に並ぶ展開となりました。
今日の貴景勝は、立ち合い若隆景に対して当たって押し込むも攻め切れず、若隆景に粘られ左からの往なしで崩そうと試みるも不発。これが呼び込むこととなって右を差されて寄り切りに屈して万事休す。取組後に「修正していかないといけない。また明日に切り替えて、明日は明日の一番なので、それに向かっていきたい」とコメントした貴景勝ですが、好調で内容を伴った二日間とは違い、今日の一番は不調だった先場所を見るような土俵だった印象を持ちました。
この一番について、協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)は「貴景勝は安全にいこうと見てしまった。相手は体が小さいだけに全力でいけなかった」とし、「押し込んでの往なしではなかったから、逆に体勢を崩してしまった。うまく下から押っつけられたから引かざるを得なかった」とその敗因を分析し、勝った若隆景については「貴景勝が往なすのは分かっていただろう。若隆景からすれば狙い通りの相撲」と話し、日刊スポーツで解説記事を執筆する錦島親方(元大関朝潮)
https://www.nikkansports.com/m/battle/sumo/news/202103160001001_m.html
もほぼ同様の見方を示し、その上で、17kgの減量で今場所に臨んだことについては「今場所は17キロも体重を落としたことで、動きが良くなったように伝えられているが、そこは不安材料と自分は見ている。突き押しの威力が、やはり落ちるのではないかと。」と続けていましたね。今日のNHKのテレビ向正面解説の錣山親方(元関脇寺尾)は貴景勝を今場所の優勝の本命に挙げており、その理由を17kgの減量で動きが良くなったこととし、初日、二日目の一番で引き(呼び込み)が出なかったことを評価していましたが、今日はその引きが出た恰好となり、「先場所の悪い貴景勝が出た」としていました。
さて、協会に「右膝蓋大腿関節軟骨損傷、関節水腫で手術加療を要する。術後、約2カ月のリハビリテーション加療を要する見込み」との診断書を提出して5場所連続での休場となった白鵬ですが、初日の土俵入りから見ていて、身体の張りが失われた印象なのに加えて、その顔つきもいつもの厳しさが無くなり急に老け込んだ感じで、二日目の宝富士戦では勝ち名乗りを貰って懸賞を受け取る際に蹲踞をし直すなど、どこか"異変"を感じさせる動きを見せてもいましたね。
八角理事長は、昨日の白鵬の取組後に「まだまだ、いい時からは程遠い。体がまだ動いていない。勝っていけば、徐々に体も動いてくるだろう」と期待を示しながらその見通しを語っていましたが、勝ち名乗りでの蹲踞には「やっぱり膝をやったんだね」とし、「お客さんに土俵入りを見せられなくなり残念です」と来場してくれたファンに詫びるコメントを発したようです。で、手術について「どんな手術なのか、内視鏡なのか、詳しいことは分からないが、前向きな手術だと思う」とし、「このままじゃ終われないという気持ちだろう。横綱を10年もやれば、今までこういう怪我がなかったのが不思議なぐらい」と、横綱在位10年を超え、今場所が新入幕から幕内連続在位100場所となる36歳の白鵬を評価していました。
その白鵬も、鶴竜共々横綱審議委員会から休場の多さで「注意」を受けており、次の五月場所を全休した時点で6場所連続休場(途中休場含む)、つまり、1年間皆勤場所なしとなるわけで、七月場所に進退をかけるとしていた白鵬としても次の横審では厳しい非難のコメントや勧告を受けるのは免れないのでは、つまり、手術のリハビリなどで出られない見通しであることを事前に語っている五月場所後を横審が"待ってくれる"ことはないのでは、と言う見方もあると思います。
NHKのテレビ正面解説を務めた元小結舞の海は、「横綱でもない私が袋だたきを承知で言わせてもらうとですね、過去にはおそらく1年くらい休ませてもらえたらもうちょっとやれるのにな、と思いながらも去って行った横綱っていると思うんですよね。でも、なぜやめたかっていうところですよね。それは自分の事情とか感情よりも、横綱の地位とか名誉とかというものを守ってきたからこそ、それを大切に思ったからこそだと思うんですよね。そして見ているファンはですね、横綱になってしまったがために辞めざるを得なくなってしまった、そこに無念さとか悲劇をファンは共感すると思うんですよね」とのコメントを発しましたが、7場所連続休場から土俵に上がった第65代横綱貴乃花のケースがあったとは言え、やはり白鵬は、その実績の一方で、"往生際の悪さ"(で"晩節を汚す")と評されるのでしょうか……。


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