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2021年03月04日07:53

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佐渡の過疎。

前にも話しましたが、佐渡に旅行して驚愕したのは、

1 繁華街旧両津市街は、シャッター街。
それがいかにひどいかというと、八割以上です。残った二割も、十時から四時ごろまでンシャッターを開ける、営業しているかどうかわからないような店です。

2 コンビニが、全島に三軒しかありません。
宿の人も、「車で行ってくれ」というスタンスです。

3 カニなど特産品は、対岸の新潟で売っています。
むしろ、上物は所得の高い新潟に持っていくようでした。これじゃあ、旅行する意味が半減です。

佐渡は文化的に非常に興味深い地域です。
たとえば、

A 方言のルーツが三系等以上あります
流人や鉱山労働者の島でしたから、京都の言葉、江戸の言葉があります。北陸の言葉もあります。それらがまじりあっているのでしょうか、住み分けているのでしょうか。方言とその伝播、ひいてはクレオールを考える上では、外せない地域です。

B 佐渡独特の能文化があります。
住民(無名の庶民やその集団)が能を演じる、あるいは勧進元になるというケースは、少ないですね。
能はもちろん演劇です。日本文学の一部ですが、日本文学は伝統的に庶民の暮らしから遊離して成立しています。
たとえば、芭蕉などが地方の地主に招かれ、俳諧を作っても、踏まえて意識するのは、中央の文学です。『伊勢物語』のこれこれを意識して作ったなどです。招待する側も句を作ったとしても、添削を受けて中央の正当な俳諧を教えていただく…というスタンスでした。
そういう意味では、佐渡の能は、あり方が他の文学と違います。

また、新潟県立佐渡高校という高校があります。日本海を渡り、新潟に行く高校生もいますが、勉強ができる人でも島内に残る人もいます。
ですから、四十人は国公立に入りますが、専門や就職も同じ程度いるという高校です。
学力レベルが上から下までいます。いわば、複式学級のようなやり方でしょうが、そういう授業ができる場は、ほとんど残っていないでしょうね。。

しかし、いくら過疎だからといっても、過疎地域を守るには、大義名分が必要です。
本州の過疎地域の村でしたら、森林の保護 → 水資源の保護や環境、生態系の保護という大義名分がありました。
佐渡の場合、それがあるでしょうか。

まして、この寺は…
都会でもお寺は役割を終えつつあります。葬式仏教という寺院経営のあり方を見直さないと、この寺は廃寺になるしかありません。貧乏が目に見えていますから、外部の候補が寺を継ぐということはないでしょうから。

■「いつの間にか増えてしまった」佐渡の“ウサギ寺”で飼育崩壊…80代住職が明かす寺の苦境と胸中「反省している」
(まいどなニュース - 03月03日 11:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=6431947
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