今夜はN響のベートーヴェン生誕250年プログラムを楽しみました。
指揮された秋山和慶さんは神戸市室内管弦楽団のベートーヴェンの森で生演奏を聴き
ましたが、1曲目にエグモント序曲を持って来た。ヘ短調の曲でファがバーンと響くが
そこから重く出なくてはいけないのだ、と仰る。死刑台に向かうような重い足取りで、
と言う訳。ヘ短調は♭4つの調で、本曲ではホルンが4管。
最後はヘ長調に転調して劇的に終わるが、最後の所でピッコロが大活躍する。
2曲目はマーラーが弦楽合奏に編曲した弦楽四重奏曲11番「セリオーソ」。本曲も
ヘ短調。
神戸市室内管弦楽団の岡山潔音楽監督が健在であった頃、岡山潔弦楽四重奏団の演奏会
で聴いた事があるが実は同団ヴィオラ奏者が今夜の首席奏者佐々木さんであった。
マーラーがベートーヴェンを敬愛していた事が伺える仕上がり。しかし原曲の鋭角さが
失われている。良くも悪くも端的に論述している、そういう作品。それだけに一直線に
要点に達している所があり逆にオブラートさは微塵もない、そこが特徴なのであるが
演奏者の数が多い分だけ音が厚くなっている。初心の人に「セリオーソ」は勧めづらい
作品なのであるが初心者でも取っ付きやすい編曲。
最後の最後にAllegroヘ長調で終わる。
秋山さんは終楽章Allegrettoをゆっくり目で、ためていた感。(つづく)
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