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2020年12月17日18:45

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ジョン・ル・カレ・・・

 12日にイギリスの小説家ジョン・ル・カレが亡くなったとのニュースがありました。
 新聞やネットのニュースなどに訃報がありましたので、
 ご存知の方も多いかと思います。
 ジョン・ル・カレは、
 イギリスのMI5(保安局 国内治安維持に責任を有する情報機関)に勤めた後、
 MI6(秘密情報部 国外の情報収集・情報工作を行う機関)に勤務し、
 退職した後で小説家になった人です。
 どこまでが経験に基づくものかは分かりませんが、
 実際こうなんだろうなぁと思わせるものはありました。
 「イギリスの諜報活動に対する世界の見方の相当部分は
  ル・カレ小説の影響を受けていた。」とBBCの論説に書いてありました。
 情報機関に潜伏する敵の工作員を「モグラ」と呼ぶ習慣は、
 ル・カレ作品から来ているとの話があり、
 アメリカ中央情報局(CIA)の中で、対ロシア作戦を担当する部署が、
 「ロシア・ハウス」と呼ばれるのは、
 ル・カレの小説のタイトルから来ているとの話もあります。

 イギリスでは、海軍情報部(NID)に勤めていた後作家になり、
 007シリーズを著したイアン・フレミングがいます。
 「イアン・フレミングのジェイムズ・ボンドは
  総天然色の現実逃避型ファンタジーだった。
  それに対してル・カレのスパイたちは
  灰色の世界、複雑で道徳的にもあいまいな現実に根を張っていた。」とも
 BBCの論説に載っていて、なるほどと思いました。

 ル・カレの代表作は、やはり「寒い国から来たスパイ」なのでしょう。
 これは映画化されています。
 僕は学生時代にこの本を読み、複雑な罠を仕掛ける情報戦が、
 緊迫した筆致で描かれていて、衝撃を受けた覚えがあり、その後何冊か読みました。

 しばらくル・カレの本を読んでいないなぁと思い、
 今日、県立図書館に行ったので、
 「寒い国から来たスパイ」でも改めて読んでみようかと思いましたが、
 残念ながらありませんでした。
 やはり代表作である「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」があったので、
 これを読もうかと思い、書庫から出してもらいましたが、
 少し本が傷んでいたので、借りるのはどうかと思いました。
 この本も若い頃に読んだことがあります。
 公開書架に、比較的新しい「スパイたちの遺産」があったので、
 これを借りて来ました。
 正月になったら、炬燵に入って読もうかと思っています。

 明日は所用のため日記などを休ませて頂きます。
 お含み置き下さい。


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