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2020年10月18日18:02

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閉経年齢がかなり高くなっている

ウチのクリニックじゃ(田舎です)50歳で閉経する人はほとんどいない。
半分くらいじゃないか?
あとの半分は55歳あたりまで生理があるし、58歳59歳でも生理ある患者がいる。
87歳という驚異的平均寿命を誇る日本人女性は、卵巣も長持ちするってことです。
(イラク人女性は40代なかばが平均寿命ですからね)

で、更年期症状なんですけどね。

あ、まず、「更年期」自体はよほど早死にするのでなければ
日本人女性すべてが経験します。
閉経する前の数年間ってことですから。
この時期、長生きした卵巣もやっと衰えてきてホルモンを出しにくくなり、
結果的に「毎月月経が来ない」状態になります。
最終的に全く来なくなる、まる1年無月経が続くと「閉経」と呼びます。

つまり「毎月月経が来ている」ならまだまだ卵巣に能力があるので、
閉経までまだ遠いってこと、更年期なんかじゃないってことです。
毎月生理あるのに「更年期だと思う」と受診する女性のなんと多いことか!
いわゆる「更年期症状」のほとんどは自律神経失調症です。
ホルモン低下により自律神経不全を起こすのですが、
自律神経失調症は身体の疲労や精神的なストレスでも起きます。
40歳過ぎてまさか20代と同じ体力じゃないでしょ?
でもやっている仕事とか家事は20代とあまり変わらなかったりする。
これが「毎月月経あるけど症状が」ということの一番の理由です。

ムリしないでねお母さんってことですよ。
家事に手を抜き仕事はほどほどに!です。

いよいよ「月経が毎月来なくなった」とします。
卵巣機能が衰えてきた証拠ですね!
…でも、あなたの体内で衰えるのは卵巣機能だけですか?
卵巣は生理という見える証拠があるんでわかりやすいけど、
その他の内臓とか筋肉とかも、衰えているのではありませんか?
女性ホルモンをつかってみても更年期症状がよくならない患者さんがけっこう多い。
それは「卵巣も衰えたけど他も衰えた」ので「女性ホルモン補っても何もならん」のです。
この記事を読んで「女性ホルモンさえあれば」なんとかなると思い込んだそこのあなた、
効果あるかどうかは投与しないとわかりません。
ちなみに女性ホルモンで悪くなる病気ある場合はそもそもホルモン剤は使えません。
乳がんは治ったあとでもダメだし、子宮筋腫も閉経後にまた大きくなります。

きちんと使えば意外と効果あるのが漢方薬ですね。
「きちんと」は使い方です。
とある漢方薬をつかってみて、2週間で効果ないときは変更。
更年期症状にきくとされる漢方薬はかなりの数ありますので、
「ダメなら次」を繰り返してその人にあった薬を探します。
2週間で「少しいいかも」となったら1か月つかってみます。
1か月使うと「気のせいでしたきいてません」と「すごくよくなった」に分かれます。
きいてないときはまた別の漢方薬。根気が大事です、医者も患者さんも。

プラセンタ注射もなかなかいいですよ。
自己注射じゃないので通院してもらうけど、人気あります。
これも「きく、きかない」がはっきり分かれる(打った翌日にわかる)ので
きく場合は継続しますが効果ないのに継続するのはお金のむだです。痛いし。

あまり知られていませんが、月経が止まってから10年くらいはホルモンが出ています。
どんどん減っていきますけどね。
だから閉経して10年近くたってホルモンほぼゼロになってから
更年期症状が出る場合もあるんですよ。そういう患者さん、います。
ただその場合、身体の女性ホルモン受容体がなくなっているので、
ホルモン剤はほぼ効果なくなっているんですけどね。

■世界メノポーズデーって知ってる? 実は知っているようで知らない更年期のコト
(ウートピ - 10月18日 15:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=184&from=diary&id=6273010
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