昨日、第163回の芥川賞と直木賞の発表がありました。
僕は、余り純文学を読まないので、芥川賞は興味がないのですが、
直木賞に、馳星周さんが選ばれたのに驚きました。
正直に言うと、まだ取ってなかったのかと言う驚きでした。
馳さんは力のある作家だと思っていたのですが、
直木賞も横山秀夫さんのように力があるのに縁のない作家もいますから、
必ずしも作品の質の高さとは別なのかも知れません。
馳さんの作品で最初に読んだのが、デビュー作の「不夜城」でした。
ハードボイルド小説が好きでよく読んでいますが、
「不夜城」を読んだ時の衝撃はよく覚えています。
緊迫した状況を的確な筆致で描いていて、
素晴らしい作品で、凄い作家が現れたなぁと思いました。
この「不夜城」は直木賞の候補にはなったようですが。
馳さんの小説は25冊ほど読んでいます。
多作な作家ですから、多少出来不出来はありますが、ほぼ満足して来ました。
中で特に印象が強かったのが、歴史小説の「比ぶものなき」です。
ミステリー作家がある程度売れてくると
歴史小説を書くようになる傾向があると思っていますが、
馳さんもそうかと思いながら読みました。
藤原不比等を主人公に描いていて、中々の傑作だと思いました。
最近読んだのは、昨年読んだ山岳小説の「神奈備」です。
ノワール小説から少し作風が変わったかなと思いながら読みましたが、
今回受賞した「少年と犬」は、東日本大震災後の犬の話のようです。
いずれ読んでみたいと思いますが、
図書館から借りて読むので、少し先になりそうです。
馳さんの事を調べていたら、
彼が横浜市立大学文理学部在学中に、
内藤陳が経営する新宿ゴールデン街のバー深夜プラス1で
バーテンのアルバイトをしていた事を知りました。
内藤陳と接点があったのを初めて知り、さもありなんと思いました。
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