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2019年12月23日10:00

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悪いのは「教育」という名を冠した文科省。それから、受験生本人。医学部の年齢制限は、当然だ。

同じテーマの日記は何度か書きましたが、まあ、これが定本だということで、もう一度書きます。
こういうタイトルにすると、頭から読まない人や反発する人がいますが、良くありません。キチンと根拠を挙げて反論しないといけません。

最初にお断りしますが、
このニュースの原告の方は、三十代とはいえ社会人経験があります。いわゆる浪人の期間も二年です。だから、まだいいです。だからこの日記はその方に当てはまる部分とそうでない部分があるでしょうが、世間には、受け直しなどではなく、浪人だけして七年目などの方がいます。
ここで原則をしっかりさせないと、とんでもないことになります。

例
日立製作所の研究所を定年退職した御仁68歳がいる。専門は材料工学。工学博士。滞米十年。この度、私立の○○医大を受けた。当然、テストは、トップの成績。合格させるべきか。

年齢差別がいけないとしたら、合格させるしかありません。
独り立ちするのに十年。医師として活躍どころか、独り立ちしたころ、自分の介護が始まります。多少の脚色はありますが、私が知っているだけでも、何人もこのタイプは実在します。
このタイプも合格するなら、
理科大などに行く → なるべく、物理化学両方に関係するジャンルを専攻する → メーカーに勤務し海外に駐在し英語をマスターする
というコースが、もっとも私立医大に受かりやすいコースになります。

医師一人養成するのに、一億円の経費をかけています(日本医師会調べ)なぜ、一億円もかけているのか。国民の病気を治すためです。
理学部生物学科なら、どんな人も入れるべきです。
ところが、医学部は、知的好奇心を満たすより先に、医師を養成するという使命があります。だから、この御仁は合格させるべきではありません。

一般の誤解がないように、大学の学部にするのではなく、防衛大のように、名前も大学校にするべきでした。
現に、文学部国文科は、教員にも司書にもなれない単位の取り方は可能です。教員養成を直接の目的としないからです。

しかし、医学部医学科は、精神医学と哲学、心理学、宗教学だけをとるなど、将来、医師になれない単位の取り方は出来ません。

結論を述べます。

1 医師として活躍する見込みがほぼない人は、医学部に入れるべきではありません。
したがって、そこまでいかなくても、三十代など活躍年数が短い人を不利に扱うのは仕方がありません。

2 どうしても行きたかったら、自費で一億円出すべきです。

3 だから、「教育」「大学」という名を冠し、平等に扱わなければならないという非現実的な原則を作ってしまった文科省が悪いです。

大学が悪い点は、
4 年齢制限があると、文科省に逆らってまでも宣言しなかったところ。
です。

受験生が悪い点もあります。
5 活躍年数が少ないのに、平然と補助金を取ろうという点。
これは、最悪の意味での現代病です。
汚いものや有害なものは、下水に流せば何とかなると発想する…
マンションは資産価値があるうちに売り抜ける(尻拭いをするのは最終的には税金。)
と同根のことです。
私は納税者として、こんな人に大金を払うのは絶対反対です。
倫理的観点から大きな疑問があるからです。

むしろ、私が一番驚いているのは、
受験生に対する。道徳的な批判が少ないということです。
「趣味に公費を使わせて当然だと思っているようなヤツは、医師になる資格がない。」
という批判があってしかるべきでしょう。

また、現実問題として、(この記事の方は二浪ですが)何年も浪人すれば、どんな人でも点数が上がることは当然のことです。

「平等ではないか!」という人もいます。
大間違いです。

それなら、
防衛大学校も、
宝塚音楽学校も、
将棋の奨励会も、
年齢制限を禁止するべきです。

「平等だ!」というタイプの人は、甲子園大会の放送に涙を流すといった主情的なメンタリティではないでしょうか。。
甲子園は勝ち負けだけですが、大学の入試は判断材料のあくまでも一つということに、現在でもなっています。多くの大学の募集要項にも明記されていますから、甲子園の客のように、思い入れをしてもしかたがないです。つまり、法的には、不正でも何でもなく、黙って落として理由を発表しなくてもいいです。入社試験もそうでしょう。「コイツは気にくわないから落とした」と。その理由は公表しなくてもいいです。
しかし、それではあまりにも受験生に気の毒ですから、少なくとも、選抜の方法については発表するべきだということです。

また、
スポーツとは違い、予算配分の問題です。
見込みがあるものに予算を出すのは当然です。みんなの金ですから。

70歳以上で独り立ちした人が、
18歳で一点差で落ちた人よりも、医師として活躍できることは、あり得ません。18の人が、30〜70まで40年間活躍するとします。70の人が110まで健康に活躍できたらまさに奇跡です。
そんなことを言いだしたら、18の人が110まで生きて、30〜110まで、八十年間活躍するかもしれません。

この問題の対策としては、
A 大学校の名称にして、23歳までなどの年齢制限を設ける。
B 歳とっている人は、点数を引く。引き方を公表する。
C 医師として活躍した年数をポイントにし、ポイントに従って学費を免除するシステムを作る。
D 学費を一億数千万円にし、奨学金を使って大学に行くようにする。

などの手があります。
特にDは、アメリカ式ですが、「死亡の場合返還を免除する」「研修期間や留学期間は猶予する」「僻地に赴任したり、特定の診療科に進んだら、ポイントを加算し、返還金額を少なくする。」などのシステムを考えれば、島嶼医療、産科や小児科の人手不足…などの諸問題を、大幅に改善できる可能性があります。


■医学部入試で「年齢差別あった」 男性が順天堂大提訴へ
(朝日新聞デジタル - 12月22日 19:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5911723
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