マスコミや野党は「自衛隊をペルシャ湾に派遣するのか?」と騒ぎたいようだが、前提条件がおかしい。
・イラン核合意はアメリカ・フランス・イギリス・ロシア・中国・ドイツ、そしてイランが結んだ「条約」相当の合意
・イランは核合意を守ってきた。これはフランスやIAEAが検証している
・アメリカは証拠をしめすことなく、イランを悪者と決め付け、核合意を一方的に破棄した
・アメリカによる一方的な制裁。イランと取引した企業はアメリカでの活動禁止というあきれるほど傲慢なもの
・その後もイランは核合意の維持に努めてきた
・核合意にはイランが核開発をとめるかわりに、合意各国との経済協力が明記されているが、アメリカの制裁によって履行できていない
・安倍首相がイランに招かれ、訪問しているが、イラン側の公式な発表では外交関係樹立90周年にちなんだもの
・トランプ大統領の言葉は伝えたが、口頭によるもの。使者として行ったのであれば親書があってしかるべき。また、アメリカのために行ったのなら、イランが歓迎するわけはない(実際には国賓待遇だった)
・現在、日本はイランから原油・天然ガスを買っていないにもかかわらず、大歓迎を受けた意味は?
・最高指導者ハーメネイー師の言葉として「イランは核兵器を作らない・持たない」「戦争を望まない」という言葉を引き出せたことは大変重要。いまやアメリカ大統領の言葉より信用できる
・日本のタンカー襲撃!と宣伝された事件は、荷主こそ日本企業だったが、パナマ船籍のタンカーだったし、襲撃者が誰だったか確定していない。アメリカはイランのせいにしたかったようだが不発に終わった
・G20議長国だった日本はほぼすべての国と首脳会談・外相会談を行った。内容は公表されていないが・・・
・相変わらず、アメリカはイランが悪いと言い続けており、ペルシャ湾に軍を派遣している
・韓国からイランへの密輸はどうやら明らかだが、すっぱ抜かれたリストではイランにフッ化水素を輸出したというわけではなさそう・・・未確認
・繰り返しになるが、イランは今でも核合意の継続、IAEAの査察を求めている
さて、これらのことから、日本は何をすべきか、と考えれば、なによりもまず「アメリカやイスラエル、サウジアラビアがイランとの戦争を始めないようにする」ことだろう。
イランがホルムズ海峡を封鎖する可能性よりも、アメリカが戦争をはじめた結果としてホルムズ海峡が通れなくなる可能性のほうが高いんじゃなかろうか。
自衛隊派遣を論ずるよりも、もっと重要で、もっと急がねばならないことがある。
それは、日本が平和を追求すること、戦争を始めさせないことだと私は考える。
■ホルムズ派遣、慎重に検討=課題山積、参院選後判断か−政府
(時事通信社 - 07月14日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5705625
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