NHKは放送局とは違う。そこを見失ってもらっては困る。
日本において、放送規格(AM放送・短波放送・FM放送・BS放送・地上波テレビ放送)を担っているのはNHKという組織だ。もちろん許認可は総務省の仕事だが、各国の放送規格制定団体とのすり合わせ、放送規格そのものの研究開発などを行っているのがNHKだ。
一例をあげよう。放送局AがNTSC,放送局BはPAL,放送局Cは白黒放送のみ、放送局DはSECAM・・・といろんなテレビ放送規格が入り乱れたら電気メーカーはそれぞれすべてに対応したテレビジョン受像機を作らなければならない。コストは高くなり、番組のやりとり(キー局と提携局)にも問題がでるかもしれない。
昔、βフォーマットとVHSというビデオテープの規格があってまったく互換性がなかったのを思い出してもらえばいい。
日本国内のテレビジョン放送の統一規格を決めるだけでなく、ハイビジョンを世界に先駆けて開発し(結局アメリカとは違う方式になってごたついたが)、デジタルハイビジョン、4K、8K放送の開発で世界的な発言力・開発力をもっている機関でもある。
昔のNHKは受信機・受像機に関する資料(回路など)を公開することで、放送を広め、日本国民の利益となる活動も、受信技術に関する教育などもしっかり行っていた。
NHKがなければ日本のテレビ放送は外国から技術を買ってこなければならない。列強の後塵を浴び続けなければならない。
NHKもアホである。宣伝するにしても「番組を制作するために受信料が使われています」というようなことを平気で言うんじゃお話にならない。NHKが果たしている役割をしっかり国民に浸透させるべきだ。
放送技術の使用料として、開発コストの負担分として、受信料を受け取っていることをちゃんと説明しないのはアホでしかないのだ。
テレビジョン受像機があり、使用しているということはNHKの開発し、決定した規格を使用している、ということだ。これはどの放送局を見ていようが、その技術を使っていることに変わりはない。
その意味で、私は受信料を支払うことにはやぶさかではない。
が、NHKの技術がどれだけ使われているかが明確でないワンセグ放送で、受信機となり得る携帯電話ユーザーにも課金する、というのは納得いたしかねる。
もうひとつ、NHKよりもはるかに濃い灰色の機関がある。B−CAS関連団体だ。
自分たちが開発したものとはいえない技術を無理やり使わせ、料金を受け取っている。日本国民にとって、なんのメリットもない。放送の著作権?それはほかのメディアでも同じだ。ある意味JASRACの包括契約よりどす黒い。
念のため言っておくが、私はNHKの回し者ではない。
技術を開発し、広めたものが正当な対価を受け取れなくなるなら、私自身が技術屋として食っていけなくなるから、こんなことを書いている。
■「NHKから守る党」10人擁立=参院選
(時事通信社 - 04月26日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5598558
ログインしてコメントを確認・投稿する