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2018年03月17日23:37

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労働組合運動と、囚人のジレンマ。

以前、お話しした通り、
渡辺美樹は、
1 郁文館校長に就任して、「東大合格三十人」をぶち上げた。
2 その後、教育関係の委員に就任してから、学歴無用論を唱えた。
(渡辺は、明治大学商学部卒。一流大とも三流大ともとれる学歴ですから、学歴については、深刻な体験があるはず。すぐにコロッと変わるはずはありません。)
という、情けないご都合主義者。聞くに値しません。

人は、何のために仕事をしているのでしょうかねぇ。

仕事そのものが生きがいである人は、牧師、教師、医師や看護師など医療関係、社会福祉関係など限られています。また、そういう職についても、職が生きがいであり続ける人は、ほんの一握りでしょう。
ハードな職に就くと疲れ切ってしまいます。

ワタミは外食産業ですが、一人でやっている寿司屋の大将とは違い、他人のお膳立てに乗っているだけ。メニューを考えるなどの権限がなく、誰が、「365日、24時間」「鼻血が出てぶっ倒れるまで」働くのでしょうか。(← これは、渡辺が本当に言った言葉。週休7日とは、誰も言っていない)
誰が、デート一つ出来ない長時間労働に魅力を感じるでしょうか。

では、なぜ、ストライキなど労働争議がうまく行かないのでしょうか

うまく行かない理由を、
メンバーの意識に帰すのは間違い
あるいは、そういう考え方には、限界があると思います。

囚人のジレンマを思い出しました。

以下は、所感です。
労働運動は、かくあるべきだ。あるいは、こうすればうまく行く…
などを言いたいわけではありません。


囚人のジレンマとは、
ざっと、
「ゲームの理論における重要な概念の一つ。二人の容疑者が別室で尋問され、一方が自白し、もう一方が黙秘の場合、前者は釈放、後者は10年の懲役となり、二人とも黙秘の場合は懲役1年、二人とも自白の場合は懲役5年となるとする。この条件のもとで二人が最大の利益を得るためには二人とも黙秘することだが、相手の裏切りを恐れて結果的にどちらも自白するというジレンマが生じる。個人が自らの利益のみを追求している限り、必ずしも全体の合理的な選択に結び付くわけではないことを示している。」
(「大辞泉」より)

補足

囚人2人にとって、互いに裏切り合って5年の刑を受けるよりは互いに協調し合って1年の刑を受ける方が得である。しかし囚人達が自分の利益のみを追求している限り、互いに裏切り合うという結末を迎える。これがジレンマと言われる所以である。
このようなジレンマが起こるのは以下の理由による。まずAの立場で考えると、Aは次のように考えるだろう。

• Bが「協調」を選んだ場合、自分 (=A) の懲役は1年(「協調」を選んだ場合)か0年(「裏切り」を選んだ場合)だ。だから「裏切り」を選んで0年の懲役になる方が得だ。
• Bが「裏切り」を選んだ場合、自分 (=A) の懲役は10年(「協調」を選んだ場合)か5年(「裏切り」を選んだ場合)だ。だからやはり「裏切り」を選んで5年の懲役になる方が得だ。
以上の議論により、AにとってはBがどのような行動をとるかによらず、Bを裏切るのが最適な選択ということになる。よってAはBを裏切ることになる。

以上の事情はBにとっても同じであるため、BもAと同一の考えによってAを裏切るのが最適な選択である。したがって実現する結果は (裏切り, 裏切り) 、すなわち両者とも5年の懲役となる。
重要なのは、相手に裏切られるかもしれないという懸念や恐怖から自分が裏切るのではなく、相手が黙秘しようが裏切ろうが自分は裏切ることになるという点である。このため仮に事前に相談できてお互い黙秘をすると約束していたとしても(それに拘束力が無い限りは)裏切ることになる。
(Wikipediaより 「相手の裏切りを恐れてではない」というところが、『大辞泉』と違うところです。)

ということです。


これは、世の中のさまざまな現象を説明できます。
牛丼の値下げ競争。
軍拡
資源の乱獲などです。

労働問題に置き換えることもできるのではないでしょうか?

「黙秘」をストライキなどの組合運動。
「自白」を組合潰しやそもそも組合を結成しないこと
と考えればいいです。多くの人は、組合潰しや、組合員イジメに加担して、手柄を立てたいと考えるでしょう。

ごく小人数が、組合運動をする。メンバーは首になる。(メンバーに参加したら、懲役10年)
組合潰しやいじめに奔走して論功行賞にあずかる(釈放)
みんなが組合員になり闘う(懲役1年)
現状維持。そもそも組合を作らない(懲役5年)

と考えると、労働運動をするより体制側に付いた方がいいと普通の人は考えるでしょう。

労組の活動をした人を何人か知っています。

話を聞くだけですが、外部と結びつかないと(業界のユニオンなど)成果が上がらないといいます。

訴訟をする覚悟(つまり上の話でいうと解雇無効を訴える予定)がないと、ダメとも言います。

また、
「玉は後ろから飛んでくる(身内の裏切りが多い)」とも。

頷ける話です。




■過労死遺族に「週休7日が幸せ?」 ワタミ渡辺氏が謝罪
(朝日新聞デジタル - 03月16日 19:57)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5030458
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