某Y知恵袋にこんな質問があった。
「小笠原沖地震の震源682kmは、世界の観測史上最も深い「クラス」ということですが、クラスと言うことは他にもあるということでしょうか」
答えに凄いのがあった。
「フクイチでメルトアウトした、100トンを超える核燃料物質が地底深く溶けこんでマントルに達して起きていると考えられるので、他にこのような現象があるかというと、殆どないと思います。」
あまりに凄いのでちょっと計算してみる。
岩の比熱は800ジュール/キログラム・度Cとする。つまり、1キログラムの岩の温度を1度上げるのに必要なエネルギーが800ジュールぐらい、ということだ。
岩の比重は3としよう。つまり、1立方メートル(3トン)の岩を1度あたためるのに必要なエネルギーは2.4メガジュールとなる。
さて、地殻やマントルが溶融する温度として、1200度Cを想定しよう。上部マントルの温度を1000度Cとすると200度ぐらい温度を上昇させねばならない。地殻のほうはもっと温度が低いので、平均で300度温度を上げる、と考える。
さて、核燃料の直径を4mとすると、深さ1mあたり12立方メートル、つまり36トンの岩を溶かす必要がある。1mの厚みの岩を溶かすのに必要なエネルギーは30メガジュール程度となる。
さて、深さ500キロメートル。福島から小笠原まで水平距離で1000キロメートル以上あるので、ここでは距離1000キロメートルを溶かすとしよう。
必要なエネルギーは
30000000000000ジュール。(ゼロの数13個)
TNT換算(いわゆる原水爆換算)で7500TNTトン程度。
広島原爆の500発分のエネルギー。
この計算はすべてのエネルギーがどこにも逃げることなく、岩石の溶融にのみ使われた、と仮定しての話。実際にはその5倍のエネルギーではすまない。
ましてや、マントル対流・プレート移動は逆向けになので、それに逆らって、溶けた核燃料がまとまったまま、まわりを溶かしながら移動していった・・・というすさまじくありえない話になる。
ファンタジーとしてもありえないな〜
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