さて、どれぐらいか計算してみよう。
1ベクレル、という単位は「1秒間に1回、崩壊を起こす放射性物質の量」ということになる。たとえば放射性ヨウ素(ヨウ素131)だと半減期は8日。つまり、2個のヨウ素131原子核があった場合、平均8日でそのうち1個が崩壊し、放射線を出す。
8日=192時間=692100秒だから、その倍、138万2400個ぐらいのヨウ素131原子核がああった場合、1ベクレルとなる。
これが60000ベクレルあったとしよう。
掛け算すると82944000000個(829億個)の原子核に相当する。ここではおおざっぱに1000億個としよう。
ヨウ素131原子の質量は水素原子のだいたい131倍。
アボガドロ数は1モルの物質に含まれる分子の数で、6のあとに0が23個並ぶ数。
1000億個の原子が何モルあるか、というと170フェムトモル。ヨウ素131の場合は22ピコグラムに相当する。(フェムトはマイクロの10億分の1、ピコはマイクロの100万分の1)
で、昆布に含まれているヨウ素(安定)の量がどれぐらいか、というと干さない状態の昆布100グラムあたり1.6ミリグラムぐらい、昆布だし100ミリリットルで8ミリグラムといわれています。
これを「6万ベクレルもの大量の放射性ヨウ素」はどれぐらいか、と比較すると、おたま1杯(100cc)ほどの昆布や昆布だしに含まれているヨウ素の70万分の1程度の量になります。
ヨウ素は必須ミネラルではありますが、過剰摂取の危険も良く知られています。成人での推奨摂取量は1日あたり0.13ミリグラムなので、普通の日本人はほとんど過剰摂取状態です(余談)。
今回は漏れた量が30リットル程度なので1リットルあたり2000ベクレルの放射能、ということになりますが、これは日本最強のラドン温泉(観光地でもある)とほぼ同じ値のはずです。
ついでながら、半減期が短いため、ヨウ素131は3ヶ月もすればほとんどがキセノンに崩壊してしまい、ほぼ無害になります。
だから安全、というわけでもないのですが、怖いからといって現実を見ずに批判だけを繰り返しても自分の安全は守れません。自分で調べ、自分で考え、どうするのが最適か、自分で判断してください。
高浜、放射性物質含む水漏れ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3861718
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