mixiユーザー(id:1417947)

2015年11月04日20:18

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11月4日・・・

 昨年の11月1日に外泊を許されて家に戻った同居人でしたが、
 3日の夜に病院にまた戻りました。
 戻るのを嫌がっていましたが、すぐに退院出来るからと言いながら送って行きました。

 翌4日に医者から話があると言うので、自治医大に出掛けました。
 僕と同居人と義姉と一緒に話を聞きました。
 話の内容は、1回目の抗癌剤が全く効いていなくて、
 彼女の癌が卵巣癌の中でも極めて特殊なものであるので、
 別の抗癌剤が効くかどうか分からないと言う事でした。
 そして、別の抗癌剤を使うか、緩和ケアに移行するか、
 本人が決めて欲しいと言うものでした。
 緩和ケアには、積極的な治療を断念するのが前提なので、
 平行しての治療は出来なくなるとも言われました。
 緩和ケアの内容はある程度理解はしていましたが、
 完全に治療を諦めると言うのが、僕には納得が出来ませんでした。
 命への望みを完全に絶ってしまうのが患者のためなのか、
 この疑問は今もなお続いています。

 同居人もショックだったようですが、
 それでも、かねてから彼女が考えていた質問を主治医にぶつけました。
 「先生のお母様だったら、どちらを選択しますか?」との質問でした。
 主治医は困ったような顔をしましたが、
 「決して誘導する訳ではないですが、もう1度チャレンジするのを勧めると思う。」と
 答えてくれました。
 今の医療現場の方針なのでしょうか、誘導を堅く止められているのですね。
 その方が患者は納得出来ると言う事なのかも知れませんが、
 何の知識もないので、難しい選択になります。
 彼女もその場では答えを出しませんでした。

 そして翌5日退院しました。
 前回の抗癌剤の治療で酷い副作用があったので、
 彼女としては再度の治療を渋っていました。
 僕としては、この時点で諦める訳にはいかないと思い、
 再度のチャレンジを勧めましたが、中々納得しませんでした。
 7日に再度の診察があるので、その時に色々な事を尋ねてみて結論を出そうと言う事で、
 前の晩は話を切り上げました。

 7日に病院に行って、診察が始まったら、突然彼女は泣き出してしまいました。
 彼女が尋ねたがっていた事を僕が主治医に質問をしましたが、
 その途中で、彼女は「受けます。」とハッキリ言いました。
 後で話を聞いたところ、何か胸が一杯になって言葉が出なかったと言っていました。
 その時は、彼女の決断がとても有り難いと思いました。
 しかし、結果的に、彼女に苦痛を与え、寿命を縮めてしまったのではないかと
 今でも大きな悔いになっています。

 次の抗癌剤の治療が始まったのは17日です。
 それまでの僅か10日余りの日数でしたが、
 家で彼女はなるべく身体を動かそうとしていました。
 色々な片付けものをし、料理も作ってくれました。
 一緒にテレビを見たり、色々な話をして、
 とてもかけがいのない時間を過ごしました。


 明後日から3・4日、チョッと出掛けて来ようと思います。
 明日から少しの間、日記を休ませて頂きますので、ご承知下さい。


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