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2015年09月23日15:27

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オムライス考

まあ、
誰が何を食べようが、文句は言えません。
哲学の他我問題と同じです。
たとえば、大トロにジャムとマヨネーズをつけて食べる人がいても、
彼とぼくの味覚は、違います。
だから、文句はつけられないのですが、
私の舌は、薄焼きのオムライスしか受け付けません。
以下は、その理由です。

オムライスの起源は、三説あります。
1 煉瓦亭の賄い
2 チャブ屋(港町の外人の船乗り相手に酒を出したり、二階に上げて「自由恋愛」をする糸口となったインチキ臭い店)で生まれ、洋食屋に広まったもの。
3 大阪の北極星起源(この説だと大正年間になりますから、違うと思います。)

このうち、12は、労働者の食べ物です。
1は、煉瓦亭の丁稚が食べたもの。
常連「オイ、あっちで、弟子が何か食ってるが、旨そうだな。私にも一皿おくれでないかい。」
主人「うちの若い衆の賄いでございまして、とても、旦那のお口には…」
常連「いいから、いいから。ワシは面倒な問答が嫌いでな。早く持って来い。」
主人「ハイ。只今。お代は結構でございます。」
常連「お前さんも、水臭いこと言うな。五十銭くらい吹っかけておけ。」
主人「滅相もない。五銭でも多すぎます。」
主人(厨房に入り)「喜助、おめえの卵飯が、旦那の目に留まったぞ。丁稚のおめえには、まだ早いが、おめえが、誠心誠意作ってお出しするんだ。旦那の御注文だ。西洋マツタケをたっぷり使いな。」
喜助「……(あの向島の旦那が…と感動する)」
(キャスト 主人…小林薫 常連…津川雅彦 喜助…松坂桃季)
…なんてやり取りが想像されます。

2は、横浜に寄港したら、女性を求めてチャブ屋に直行するような、下積みの若い外国の船員が食べたものでしょう。
女給「お母さん、ジョンが、私といいことする前に、腹くちくしたいんだって。」
女将「いけ好かない、錨の入れ墨のある助平ったらしい若造かえ。まあ、トマト飯でも作っておくかいな。その代り10銭とりな。」
女給「…お母さん、高いわ。それに、ジョンは…」
女将「女郎は、客に惚れるなってあんなに言ったじゃないか。フン、男なんてみんな助平だよ。お前は、まだわからないのかい…(それでも女給の熱い目にホロッときた女将は、トマト飯を卵で包んでやる)」
(キャスト 女給…剛力彩芽 女将…壇蜜)
…といったところでしょうか。

子どもが好きだということからわかるように、オムライスはもともと、キッチュな食べ物。
それを、いいソースを掛けたり、具に凝るのではなく、
たとえば、
卵を焼くバターに高級品を使う。肉にいいものを使う。
こういう感じで食べるのが粋でしょう。

贅沢なオムライスも食べたことがあります。
しかし、
何だか、味噌ラーメンにフカヒレや干しアワビが乗るような違和感を感じます。
ケッチャップの強烈な味。
どう考えてもここからは逃れられませんから。

そんなに食べ歩いてはいませんが、
キッチンチェックがベストです。
http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13003941/



日本生まれの洋食オムライスの人気が再燃している理由・後編
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=144&from=diary&id=3629199
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