“岡山の旧陸軍施設遺産”の第2回目。
岡山大学構内はかつて陸軍の第十七師団が創設され、岡山駐屯地でした。
今回は第十七師団・第三十三旅団・岡山聯隊司令部が使用していた本部施設を紹介しよう。
戦後は岡山大学の事務局として使用していたが、新事務局棟が新築された事により現在は別館扱いで「岡山大学・研究推進産学官連携機構」の看板が掛けられている。
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岡山大学正門通り
旧陸軍施設遺産を訪ねて、岡山大学の構内を初めて散策した。
目的の建物はこの通り沿いにある。
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「第十七師団司令部本部施設」
元々は両翼に大きく繫がる「コの字形」の建物だったが、中央部分のみ残して改修。
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板張りの外壁、上下開閉式の木製窓、赤レンガ基礎等・・明治期の洋館スタイルが残されている。
ちなみに、この建物について調べてみると・・
西側の中庭部分に鉄筋コンクリート6階建ての新事務局が2002年9月に完成。
東側の正面部分も解体される予定だったが、市民団体の保存活動が始まる。
また、実にタイミング良く同年8月、文化庁が戦争遺跡を国指定史跡とするために調査を開始。
全国で50件が決定され、岡山大学構内の旧軍施設もその対象となっていた。
さらに、市民団体が保存を申し入れした事によりマスコミの注目を集め、『文化庁遺跡保存を準備、文科省取り壊しの直前』と、大きく報道された事により、岡山大学は全面取り壊しを撤回。
しかし、建物の両翼は切断解体され、正面玄関部分の高さ12m、横約23m、奥行約13mだけを新事務局棟の南西に移動させたという。
これだけ形が改修されてしまうと本当に遺産価値があるのかどうか?よく分からないが、当時の大学側は「戦争遺産」の重要性にまったく関心が無かったと、市民団体は憤慨している。
まったく情けない限りだ。
“岡山の陸軍施設遺跡”は次回もつづく
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