昨日、猫の話をしました。
自分の飼い猫に殺生をさせないようにしても、宇宙全体からみたら、焼け石に水かもしれません。
だからといって、諦めたら、「どうせ、自民党が勝つから」といって、選挙に行かないのと同じです。
後徳大寺大臣(ごとくだいじのおとど)の、寝殿に、鳶ゐさせじとて縄を張られたりけるを、西行が見て、『鳶のゐたらんは、何かは苦しかるべき。この殿の御心さばかりにこそ』とて、その後は参らざりけると聞き侍るに、綾小路宮の、おはします小坂殿の棟に、いつぞや縄を引かれたりしかば、かの例(ためし)思ひ出でられ侍りしに、『まことや、烏の群れゐて池の蛙をとりければ、御覧じかなしませ給ひてなん』と人の語りしこそ、さてはいみじくこそと覚えしか。徳大寺にも、いかなる故か侍りけん。 『徒然草』
後徳大寺大臣が、家の屋根に、鳶が止まれないように縄をお張りになったのを、西行が見かけて『鳶が屋根にとまると、何か問題があるか。いや問題はない。この家の主人の心はその程度だ』と思い、その後は、二度参上しなかったと聞いている。綾小路宮が住んでいる小坂殿の屋根にも、いつからかカラスを避ける縄をお張りになったので、西行の逸話を思い出したのだが、『実はカラスが池の蛙を捕まえるのをご覧になって悲しみなさって…』と人が言っているのを聞いた。そうであれば、素晴らしい心がけだと思う。(西行に敬遠された)後徳大寺殿にも、何か縄を張った理由があったのではないでしょうか。
まあ、こういう小さな気持ちの積み重ねが大事だと思います。
小さな倫理観がなければ、流され、世界中を汚染したフクシマの事故の責任は取らせられません。
世論の力こそ重大です。
それが、ジラールの言う通り、伝染するからです。
まさに、「欲望は、伝染する。」
早い話が、大学だって、学校で、「あいつ、大学に行くんだって、あり得ねえ プッ w」と言われ、帰宅したら、おばあちゃんに「お前、大学には行ってくれるな。なくなったおじいちゃんが草葉の陰で泣いていると思うと、」と泣きつかれたた、誰だって受けたくなくなるでしょう。
原発や集団的自衛権が、いかにかっこ悪いかと感じる世論こそが、世を動かします。
話はズレますが、
川端康成『雪国』のモデルの女性も、
自分がモデルであるといわれることを、ひどく嫌ったそうです。
世界に自分の美しさが認められ、世界中の男性の嘆賞の的になったのに…
湯沢の土産物屋には、「駒子」という人形が、ズラッと並んでますが、
孫に昔芸者だったことを知られたのが、情けない。
そういう慎み、全うな倫理観から身を隠しました。
写真で見ると、まさに匂うような美女です。
もう、お亡くなりですから、写真もいいでしょう。
いまどきの女性だったら、
「駒子」というコスメブランドを作って、大儲けをたくらむかも(笑)
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