一般論として、食の常識はどんどん失われていっている。
たとえば外食にしてもそうだ。
食事において「手を合わせていただきます、と言い、自分が頼んだ(選んだ)ものは残さずに、好き嫌いを言わず、膳やテーブルにひじをつくことなく、食器は縁に親指をかけて、残りの指で糸底をささえ、迷い箸をせず、麺類意外は音をたてず、箸は先端5分(1.5センチ)以上汚さず、静かにいただく。食事中の会話は口にものがあるときは行わず、左右のひととのみ静かに話し、箸は絶対にひとに向けず、食事が終わったら、食器は元の位置に戻し(重ねない!)、手を合わせてごちそうさまを言う」程度は作法として常識だった。
今や「歴とした大人が携帯電話やスマートフォンをいじりながら、ひじをついて犬食いし、店の従業員を見下すような態度をとる」ぐらいのことは当たり前のように見かける。
私自身も、常識的な作法として知っていてもできていないことは少なくない。
食品についても「自己判断・自己責任」は当然のことだった。
生物学から見れば、時間がたてば食品表面に雑菌が繁殖するのは当然のことで、魚の刺身は食べる直前に皮をひいて刺身に造る。牛レバーの刺身でも食べる直前に表面をそぎとり、内側だけを刺身にするのは理にかなっている。が、業者から「トリミング済」で買った素材を仕入れ、切り身を皿に並べておいて注文まで冷蔵庫(表面にはしっかり菌が繁殖する)において、提供していたらなんのための「調理」か、ということになる。
いま一度、ものを「いただく」という視点で食の常識を見直してみるのもいいんじゃなかろうか。
■「豚肉の生食禁止」の是非 法律で禁止する必要はあるのか
(産経新聞 - 12月22日 08:26)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=3196218
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