mixiユーザー(id:68725005)

2026年11月04日22:02

13 view

読書メモ・・・商人・預言者・指導者・王

 ジャレド・ダイアモンド著『商人・預言者・指導者・王 リーダーは本当に歴史を動かすのか』読了。

 リーダーって言うけど、それは別に政治家とか貴族とか、歴史の表舞台に立つ人ばかりではないと思った。

 本書を読むようなビジネスパーソンは、自分に当てはめながら考え、読むんじゃないだろうか。

 今の世の存在感のあるリーダーといえば、トランプとかプーチン、高市とかではなく、ジョブズ、ペゾス、ザッカーバーグ、マスクあたりになるだろう。

 彼らがいなければ、今のようなITが世を動かすような世界にはなっていなかったのだろうか。

 以前、似たような質問をAIにしたことがあったっけ。

 サム・アルトマンがいなければ、chatGPTのような生成AIはできていなかったのか?って。

 答えは、サム・アルトマンの役回りはそういうものではない。

 でも、質問されているような存在がないわけではないが、それは一人ではない。

 さらに言えば、さまざまな環境が合わさらなければ、生成AIのようなものはできていたにしても、違う形になっていただろう、というものだった。

 本書においては、同じようなことが繰り返し問われる。

 ジョブズが、ペゾスが、ザッカーバーグが、マスクがいなければ、スマホは今のようなものではなく、Eコマースは今のようなものではなく、SNSは今のようなものではなく、電気自動車や宇宙開発は今のようなものではなかったのか、というね。

 IT関係で出てきたような人物たちは、彼らがいなければそれができていなかった、というような存在感を示す人たちではない。

 ただ、さまざまな領域において、そういう存在であった人たちはいる。

 興味深く読んだ。

 シェークスピアでなければ、ハムレットは描かれなかっただろう。

 でもやっぱり、シェークスピアひとりではハムレットは描かれなかったのではないか。

 シェークスピアを取り巻く国があり、社会があり、身近な人々がいる。

 そうした中で、ときに傑出したものが生み出されることになる。

 仕事においても、自分がいなくても会社はまわっていくにしても、自分がいなければちがう形になっていたかもしれない。また、自分がいなければこうはなっていないだろう形にしても、そばにいるチームや業界全体の環境がなければ、やっぱり同じ形にはなりえない。

 そのあたり、問われていることに答えていることにはならないかもしれない。

 でも、こういうことって、問い続けることにこそ、意味があるような気がするんだよね。

 自分はどんな役割を担っているんだろう、自分は役に立っているのか?自分は価値をしめせているか、とかさ。

 いろいろ考えさせてくれる本だった。
 
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年11月
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記

もっと見る