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2026年10月13日03:08

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『キャリー』全8話鑑賞致しました。

皆様、お今晩は。Amazonプライム・ビデオにて配信が始まったばかりのドラマ版『キャリー』(全8話)を鑑賞いたしました。

まずは鑑賞のスケジュールから。10月8日に第1話を観て、10月10日に第4話まで観た段階でSNSに感想を書き込み、その後第6話まで進め、本日ついでに残りの2話を鑑賞し完走いたしました。

さて、今回のドラマ版ですが、現在同じくアマプラで配信されている1977年のブライアン・デ・パルマ映画版を観ていることが前提のような作りになっています。ドラマ本編からいきなり入ると、「あの惨劇」が起きたあとの視点から語られるため、未見の方はこの機会にぜひデ・パルマ版の鑑賞を強くお薦めいたします。

ここからは少し個人的なお話を。
私は年に1回ほど、脳内で「生涯のベスト10映画」の棚卸しをするのですが、その中で『ジュリア』と『ジュリア』…ではなく『キャリー』の2作だけは、昔から絶対に外したことがありません。

どちらも十代の頃に出会った名作というのもありますが、正直思い出したくないことに、中学時代はかなり酷い虐めを受けていました。大袈裟ではなく、「この映画がなかったら、今の自分はこの世にいなかったかもしれない」と思えるほど、当時の私にとって救いでした。
冒頭のバレーボールのシーンからシャワールームへと切り替わる場面——あそこまで過激ではなくとも、当時の私にとっても、学校は耐え難い場所でした。

幸い当時の仙台には名画座が2軒あり、その名もずばり「仙台名画座」で『キャリー』がかかるたびに足を運んでいました。当時の入場料は確か250円。今のような全席指定の入れ替え制でもなかったので、毎回、食い入るようにスクリーンを見つめていたのを覚えています。

それを踏まえて今回のドラマ版の感想ですが、第1話〜第6話にかけてのキャラクターの掘り下げ具合には、かなり並々ならぬ気合いを感じました。

虐めっ子の主犯格であるクリスの家庭環境も丹念に描かれており、その父親であるジョンが、キャリーの母親マーガレットに負けず劣らずの「毒親」として描かれているのが印象的です。

さらに映画版との大きな違いとして、映画版ではクリスがスクールカーストの最上位に君臨していましたが、本作では唯一の生き残りであるスー・スネルがそのトップに立っています。デ・パルマ版とは異なり、スーはヒスパニック系で学力優秀、あらゆる競技でトロフィーやメダルを総なめにし、おまけに学校一のイケメン・トミー・ロスとの関係も良好という、どこからどう見ても眩しい存在として描かれています。

教師陣の描写も緻密で、リタ・デジャルダンは同僚教師とねんごろになり、指導担当の先生はレインボーフラッグを掲げるゲイであるなど、現代的な多様性もしっかり持たせられています。ただ、それでも今回のドラマが最終的に描こうとしているのは、そうした表面的な多様性というよりも、根底にある「分断と対立」なのだろうと感じました。

……と、第6話までは文句なしの出来栄えだったのですが、やはり「惨劇」直前での“純白のリボンの舞い方”に関しては、デ・パルマ版の演出が神がかっていたため、そこだけは「やっぱり越えられなかったな」と少し残念に思ってしまったのも事実です。

https://www.youtube.com/watch?v=3mNXFVehFEk

(『キャリー』OFFICIAL本予告|プライムビデオ)
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