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2026年08月04日10:15

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やっちゃん回想録 甲丙 読書の評価にみる近代主義の欠陥 特選

■“長すぎる読書”が正答率低下に?「逆U字現象」とは 読書と学力テストとの相関関係は?【Nスタ解説】
(TBS NEWS DIG - 08月03日 21:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8893910

私は、この「逆U字現象」には、微塵の意味もないと思います。

1 谷川流の「涼宮ハルヒシリーズ」のようなライトノベルや、東野圭吾のような推理小説を、一日、何時間も読んでいるかもしれないから。

大沢真幸を一日一時間、精読する人もいます。また、角の三等分問題などの自然科学の問題にチャレンジして考え続ける人もいます。
質が違うものを、時間という数値化できるもので並べるとは、愚かな話です。この日記を書く際には、近代主義の弊害と考えていましたが、そんな高級なものではなく、単なるアフォです。
これではまるで、「食べログは主観的だ」とか何とか言って、飲食店のカロリーランキングを作るようなものです。

2 例外も多いですが、「優秀でないから意味を考えず、結果的に読書量が増える」「優秀だからこそ、評論の論理の提起や文学作品の描写にこだわり、少ししか読書しない」の、二つのタイプは多いです。

以前、帰省した時、小学時代に読んだはずの、スティーブンスンの『宝島』を読んだら、何と面白かったことか。小学生だった自分は、理解力に乏しいから多く読めたのです。スティーブンスンでいうと『ジギル博士とハイド氏』も同じです。あれは、薬害の問題と医学の進歩に対する警告を含意します。

また、後者のタイプは、ロレンス=ダレルの『アレキサンドリア四重奏』という素晴らしい小説がありますが、「終わってしまうのがもったいない」と、途中で読むのをやめた人を知っています。正解です。

本を読む。
その瞬間だけではなく、読んだものを反芻して意味を考える、そこに意義があると思います。

3 テストで学力を測定するのは限界があります。

テストの出来が悪いという問題もあります。
ところがそれだけではありません。フランスのバカロレアは、最高に出来がいいテストです。だが、ベルグソンくらいしかいい人材が出ていないではないですか。バカロレアは、何か重大なものを測定出来ていないのだと思います。

自分の仕事の体験ですが、能力というものは跛行的です。ある学生が、ある面から見たら天才で、ある面からは愚者であるということはあります。
実は、今、成績評価で悩んでいます。「この子は、ぼくから見たら秀だけど、一般的には可だよなあ」と。
とにかく、一直線に並べるのは間違いです。

あのニュートンも、頭がいいところと愚かなところが同居しています。飼っていた雌猫が子猫を三匹産みました。雌の穴のほかに大工さんを呼び、子猫の穴をドアに三つ開けさせたところ、大工さんに「でも、旦那。穴は一つでよかないですか?」と聞かれて、絶句したそうです。
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