皆様、お今日は。今日紹介させて頂くのは作家名は知らないだろうけれども、この絵はかなーりみた事があるんじゃないか?と思った一作でして、作品名は『仔犬』(個人蔵)で残念ながら大英博物館蔵作品ではございません。二枚目に展示した『四季草花図屏風』が大英博物館展で展示されている作品なんです。三枚目もまたもや個人蔵で『公卿観楓図』でございます。
三枚並べたんですが、実は同一の作者が描いた作品でして、自分が琳派の中で一番好きな画家、唯一無二の「脱力系琳派」のパイオニアである中村芳中という方。
この三枚を並べてみると二枚目だけがやたらと真面目に描いてあるなぁ……と自分もそう思いました。日本にある作品でこれだけ真面目に描いてある中村芳中先生の作品は寡聞にしてお目に掛かった事がございません。日本に残っている作品は遠くから見ても芳中先生の作品だと一発でわかる「ゆるさ」があってそれがイイんですよねぇ。
ところが『四季草花図屏風』にはそれが無い。念の為ボストン美術館のコレクションとメトロポリタン美術館のコレクションでも検索したけれども、これだけキッチリと描いた作品が無いんですね。大英博物館のコレクションも「いつものやつ」があるんですが、敢えてこの作品を選んで来たところが流石でございます。
https://daiei-ten2026.exhibit.jp/
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