1985年ならデジタル録音機もある。たぶん16ビット44.1KSPSだろう。
アナログ回路もすでに音声帯域ならほぼ限界に達している。
だいぶ前、NHKのBS4Kで放送された「伝説のコンサート テレサ・テン」。
もとの録画はハイビジョンではない。たぶん1インチ録画機だろう。
それにしても、なんだこの音は。
すばらしい声の通り方。
楽器の音がきれいに響く。ドラムスのリムショットやスネアドラムの立ち上がりの衝撃波(でもないか)まで聞こえる。シンバルのカップあたりを軽く叩く音(好き)も。
それ以外の楽器もNHKらしいマルチマイク録音だと思う。
NHKホールでの録音だがホールトーンも観客の拍手もしっかり。
もちろん、テレサ・テンさんの美しい歌声。適切なリバーブも気持ちいい。
今のアイドルとかアニメの曲(の多く)を聞いて、とてもがっかりするのが音質の悪さ。ハイハットが消え失せているのを配信・CDそのほかで聞かされたら本当にがっかりする。
ストリートミュージシャンでも、音量を上げすぎて音が潰れてしまっていたら申し訳ないが、聞きに行く気にはなれない。
40年前の歌謡曲の本気を聞くと、本当に驚かされる。
現代なら高サンプリングレート、多ビット数の録音も、劣化の少ない圧縮技術もある。
作曲者が、作詞者が、編曲者が、演奏家が、歌手が、音楽に込めたこころを伝えることはできるはず・・・だが、残念ながら多くは「海苔」だ。
やはり宝くじに高額当選したら、お気に入りの歌手に300人級の本当に音のいいホールでリサイタルやってもらおう。もちろんPAは最小限で。
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