The Onion Field。1979・ブラックマーブルプロダクション・35�丱▲瓮螢�ンビスタ(DCP)。監:ハロルド・ベッカー。原脚:ジョゼフ・ウォンボー『オニオン・フィールドの殺人(ハヤカワ文庫ノンフィクション)』。撮:チャールズ・ロッシャー・ジュニア。編:ジョン・W・ウィーラー。
音:エミール・デオダート。出:ジェームズ・ウッズ、ジョン・サヴェージ、フランクリン・シールズ、ロニー・コックス、テッド・ダンソン、デヴィッド・ハフマン、クリストファー・ロイド、ダイアン・ハル、プリシラ・ポインター、キャサリン・キャラン、サンディ・マクピーク、リチャード・ベンチャー。
実際の警官殺し事件を取材した原作に基き、撮影でも事件現場や法廷までロケを行ってリアル描写に拘ってます。なお作中では犯人の引き延ばし戦術により死刑判決後に州の死刑制度廃止、さらに保釈仮出所決定の時点で映画は終わってますが、本作のTV放映がきっかけで世論が動き保釈は取り消しに成ってます。
度々台詞で登場する『リンドバーグ法』とは、大西洋単独無着陸横断を行った英雄チャールズ・リンドバーグの愛児誘拐事件(1932年)をきっかけに制定された、広域誘拐事件に対しては州警察ではなくFBIの管轄とする『連邦誘拐法』の通称。なので犯人がこの法の意味を間違えてた事が劇中でも表されてます。
作品自体は自信を無くし『苦悩するアメリカ』の時代の典型的な暗鬱とした救いの見えない作風です。また送り手側が明確な主張をせず、中立のドキュメンタリー的に話を進め、判断は観客に委ねてるのも特徴です(結果は先に書いた通り犯人は死刑を免れる事には成功したものの、釈放される野望は潰えた)。
劇中、ハイランダー(字幕では日本人に分かり易いようスコットランド)のバクパイプ演奏曲が各所で印象的に使われます。私は幼少の時にTVで観た「コマンド戦略(1968)」で滅茶影響を受けました。写真は所有する輸入CDの一部。プロの日本人演奏家は二名居て自費出版でCDも出されてますね。
ところで上映前の予告編で、タイトルすら出ない簡単なイラストだけの謎4Kリマスター版映画は「ムカデ人間(2011)」ですよ。初日に観に行った私に分からぬ筈が無いです。タイトルが出ないし何の映画かすら分からない予告内容なので返ってSNS上では興味を引かれてるようですね。
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