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2026年06月10日21:58

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海原雄山ごっこ 明治以降の食事 12 養殖は近代独特のものではない。

■安くて新鮮な『国産サーモン』が世界を狙う!“海なし”でも養殖!?世界進出のカギは【ひるおび】
(TBS NEWS DIG - 06月09日 16:26)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8820337

豚を飼って、交配して太らせるなどのこともありますが、ここでは海産物を人工的に増やしたり太らせたりすることを養殖とします。
養殖には、いろいろな種類があります。

范蠡が書いた『養魚経』という書物があります。
完全養殖ではありません。
https://baike.baidu.com/item/%E5%85%BB%E9%B1%BC%E7%BB%8F/2616067

金魚を飼って増やすのと同じです。だから、鯉やナマズなどの飼いやすい淡水魚が対象です。『養魚経』は、餌に関する記述はありません。淡水魚の養殖は、魚が餌を勝手にとるという前提から始まりました。
海水魚の養殖は、やはり、淡水から始まりましたが、餌を勝手にとるのではなく、そもそも、取らない魚です。
川に上った鮭の自然増殖を助ける、種川です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E7%A0%A5%E6%AD%A6%E5%B9%B3%E6%B2%BB

鮭は、繁殖のために川に上ると、餌を採りません。だから、餌の心配も要りません。繁殖しやすいスペースを作ったというだけですが、母川回帰という鮭の性質を発見していたからこそ、三面川の鮭の漁獲量を増やすことができました。まことに貴重な一歩でした。
しかも、この青砥 武平治 の方法は、自然破壊や生態系の破壊を最小限度に抑えることができます。

孵化した鮭は、海に行きます。その大部分は、他の魚の餌になるなど、自然淘汰されます。そうして、海洋生態系の中で生き残った魚だけが母川回帰します。その後の、白子を卵に人間が振りかける方法も同じです。

環境を破壊するのは、鮭の場合、完全養殖です。淡水で稚魚を育てる、その後半から海面に移して太らせて出荷するまで、餌にペレットを使います。魚油や大豆たんぱくだそうですが、赤潮を発生させます。また密集して育てるために、抗生物質を使います。
そういう工業化と、輸送手段の発達。それが、近代以降の養殖でしょう。しかし、供給を増やすための技術であって、工業化はそれ以以外のこと、たとえば味などに寄与しないから、大して意義がある技術革新とは言えません。

味の方の工夫ははどうかというと、その決定的な形は、『世説新語』のエピソードでしょう。海産物ではなく、豚ですが。
晋の司馬炎は、部下の家に行って、とてもうまい豚を食べたら、その豚は人乳を飲ませたモノだったそうです。

《世说新语·汰侈第三十》对此事亦有记载。晋武帝曾经驾临王武子(王济)家里,武子设宴侍奉,用的全是玻璃器皿。婢女一百多人,都穿着绫罗绸缎,用手托着食物。蒸出来的一头小猪又肥嫩又鲜美,区别于一般的味道。武帝很奇怪,问他是怎么做的,王武子回答道:这是用人乳喂的小猪。武帝很不满意,还没吃完就走了。这种制作法,就是连王恺、石崇家也不会做的。
この武帝というのが司馬炎で、気分を害して出て行ったと書いてあります。
味をうまくするために、あえて養殖にして餌に凝るということは、近代どころか大昔からある発想なのですね。

※ 日本語訳は、グーグル翻訳で、中国語簡体字を選択すると簡単に出ます。

写真は、松し滿さんのあゆです。
琵琶湖で捕獲した種苗を、徳島の山奥の湧き水で、すだちを与えながら大きくしたもの。絶品です。
召し上がりたい方は、手引きします。
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