小学生のソフトボールチームの監督をしていた頃、
ある試合前に、思い切って 打順も守備もすべて子どもたちに任せてみました。
輪になって話し合う子どもたちは、
お互いの得意なことや苦手なことを素直に伝え合いながら、
「どうすればチームが良くなるか」を一生懸命考えていました。
その姿が、なんだか微笑ましくて、頼もしくて。
そして迎えた試合当日。
自分たちで決めたからこそ、
応援の声も、仲間への声かけも、まるで別チームのように力強い。
守備につく背中も、打席に立つ表情も、どこか誇らしげでした。
結果は負け。
でも、試合後の子どもたちの顔は晴れやかで、
「自分たちで決めて、自分たちで戦えた」という満足感が
全身からあふれていました。
あの日、私ははっきりと知りました。
任せることは、子どもたちの自己肯定感を育てること。
信じて見守ることは、主体性を引き出すこと。
そしてこの学びは、
今の会社で後輩を育てる時にも、そっと役立っています。
細かく指示するより、「あなたならできるよ」と任せた方が、
後輩の表情も、動きも、声も変わる。
あのグラウンドで見た光景と同じです。
負け試合だったけれど、あの日の経験は、今の私の仕事にもつながる
大切な“勝ち”の学びになりました。
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