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2026年06月02日23:10

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漢方処方の一部紹介

内海 聡

『漢方処方の一部紹介』

以下はよく使われる漢方薬、病名だけでなく体質や性格を考慮して「あう」漢方を探していくことが肝要である。
なおここでの生薬グラム数や処方の番号は代表的エキス剤である株式会社ツムラの保険用エキス剤に記載されたものである。

葛根湯(1)
体力が強い人、汗をかかない人、肩がこる人などに用いる。
一般的には風邪や感冒、インフルエンザなどによく使われているが、この漢方は漢方の中では強力なため、安易に使っては決していけない。
応用としては頭痛症、皮膚疾患、腸疾患、胸郭系の病気などにも使われる。

柴胡加竜骨牡蠣湯(12)
体力的には普通くらいの人で何事においても過敏で神経質、びくびくして不安が強くよく動悸するような人に用いる。
そこから応用して対人恐怖、視線恐怖、人からどう思われているかという不安 記憶力過剰や過敏性に伴うフラッシュバック、聴覚過敏に伴う不眠 等に用いる。

半夏厚朴湯(16)
虚で肺や脾が悪い人に用いる。気うつの人に用いる。
この処方は精神科領域でいうヒステリー球に用いる基本処方である。
体力的には普通から弱いことが多く、うつうつとして不安を伴い喉に何か詰まった感じを訴えることが多い。
疾患としてはうつ病、不安障害、パニック障害、更年期障害の胸部症状、神経性胃炎、神経性の逆流性食道炎なんてつけられている人などに用いる。

五苓散(17)
水毒の人に用いる。
この処方は水分代謝を良くする作用をもった基本処方の一つである。
漢方の水分代謝に関係する病気で病気と間違えられているものは多い。
基本症状としてむくみ、頭痛、吐き気、尿の少なさなどに用いる。
ただ水分代謝に関係するすべての事を参考にしてこの処方があわないか考慮すると応用の幅が広がる。
疾患としては上記を参考としながら自律神経失調書う、身体表現性障害、疼痛性障害、混合性頭痛、水中毒なんてつけられていることが多い。

補中益気湯(41)
(西洋医学的観点)体力が弱い人に用いる代表的な漢方である。
気力体力ともに衰え、食欲が低下し寝汗が多く体に力が入らない患者に用いる。
この処方はうつなどに伴う種々の症状、起立性調節障害、虚弱体質、貧血に伴う体力の増強に用いる。
精神科以外でも頻用される漢方である。作用機序が違い躁転しにくいので、抗うつ薬からの切り替えに用いる場合もある。

桂枝加芍薬湯(60)
虚で脾が悪い人に用いる。
この処方は過敏性腸症候群や術後腹症などに使うお腹の基本処方で、比較的西洋医学的病名にも使いやすい。
小建中湯という処方はこの処方に飴をまぜ元気がでるよう工夫された処方であり基本は変わらない。
過敏性腸症候群に用いる場合下痢便秘交代、腹痛、腹部膨満感を参考にして用いる。
下痢型の過敏性腸症候群の場合は半夏瀉心湯が第一選択である。応用としてはあるタイプのフラッシュバックに用いることもできる。
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他にもたくさんあるが基本として書いておく。
あと、東洋医学の医者や薬剤師などで、カスとそうでない人の基本的見分け方を書いておく。
まずは漢方でいうなら処方数。
一種類か増やしても二種類がせいぜいであり、それ以上増やしても漢方には根本的意味はない。
三種類以上出されていたらもうその自称漢方医はダメ。

次に西洋医学と混合して使っている医者。
統合医療とかいう腐った言葉が浸透しているようだが、はっきりいってあり得ない。
何も勉強していない証であり、そんなのしか東洋医学界にはいないのだから、この世界が変わるわけがない。
現代西洋医学と東洋医学は使う場所とタイミングが違う。

最後にだらだらと処方する医者。
漢方や鍼灸は対症療法であって病気を治しはしない。
食事療法と精神療法をやっていない段階で、すでにカスを自称しているようなものである。
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