奥方のリクエストで太宰府へ。長いタイトルの先頭に名前があるように、展示数は伊藤若冲がよくそろえられていたように思います。ほかにも俵屋宗達、酒井抱一、葛飾北斎などビッグネームの展示があり、見どころは多かった。
美術は正直よくわからず、とくに日本の美術は西洋以上になじみがないのですが、テレビで『なんでも鑑定団』を毎週観てれば名前やおおよその特徴ぐらいは覚えられますf^^;。陶器などの作品展示もけっこうな数があり、瀬戸黒や志野焼といった戦国時代ごろの作品で、偽物も多く本物は驚くほどの高額を叩き出す茶碗はこれか、とツヤ光りしたモダンな造形に感心。芦屋釜の展示では、つい先日NHK大河『豊臣兄弟!』で松永久秀最期のシーンでキーアイテムとなった「平蜘蛛」もこんな感じだったのか?とつくづく眺め入りました。
若冲は、彩色画は少なく、水墨画が目立ちました。若冲といえば、おそらく極彩色で細密画風な描き込みによる動物とりわけ鶏が代名詞的でしょう。水墨画もよく描いていたようで、彩色画とはまた違った魅力を放っています。モノクロでありながら墨色の濃淡によって墨を置いていない白い部分を対比的に際立たせる効果が素晴らしく、滲みや掠れ、一筆書きのような線のキレの凄まじさは、絵というよりも書道に近いものすら感じさせます。彩色画では息苦しいほどの高精細で魅せる一方、水墨画では省略によってあえて描かれていない部分まで観る者の脳内で補完させるという凄み。展示の終わりに撮影OKの鶏の屏風があったので、それだけ撮りました。ニワトリがよっぽど好きなんだろうけど、なんかもうお腹いっぱいで、個人的には関羽の水墨画を持って帰りたかったf^^;。
大宰府に来るときの楽しみのもう一つが、「蘭館」のコーヒーなんですが、この日は臨時休業? 入口のドアに張り紙がしてあったのですが、クルマで通りかかったときで何が書いてあったのかはわかりませんでした。やむなく博物館内の喫茶コーナーで一服。ついでに天満宮まで歩いていきました。本殿の改修が終わったということで見に行ったところ、まだ仮殿の撤去作業中で、仮殿を覆うカバーの手前に貼られた本殿の拡大画像に向かってみなさん手を合わせていました。いやあのー、これフェイクだけど(爆)。そこから右に回り込むと、奥にピカピカの本殿が確認できました。そっか、こっちはまだ拝めないからしょうがない?
ログインしてコメントを確認・投稿する