歳を重ねるほど、「人と向き合う」ということの難しさと、その奥にある温かさを、
少しずつ理解できるようになってきました。
若い頃は、つい相手を変えようとしてしまった。
「こうすればいいのに」「なんで分かってくれないんだ」
そんな思いが先に立って、気づけば相手の気持ちよりも“自分の正しさ”を
押しつけてしまうこともあった。
でも今は、少し違う考えにたどり着いています。
人は、誰かに動かされて動くものではない。
心が動くのは、いつだって“自分のタイミング”だ。
だからこそ、相手の気持ちを尊重する。でも、放っておかない。
この距離感が、とても大切なんだと思う。
困っているように見えても、無理に手を引っ張るのではなく、
ただそばにいて、必要な時にそっと声をかける。
「大丈夫か?」「無理してないか?」「話したくなったら、いつでも言ってくれよ。」
そんな小さな言葉や態度が、相手の心に“安心”という灯りをともす。
そしてもうひとつ大切なのは、相手を動かそうとするのではなく、自分が動くこと。
相手が変わるのを待つのではなく、
自分が一歩近づく。
自分が耳を傾ける。
自分が歩み寄る。
その姿勢が、相手の心をそっと開いていく。
コミュニケーションの本質は、「相手を変えること」ではなく、
「自分がどう在るか」なのかもしれない。
この歳になって、ようやくその意味が少しだけ分かってきた気がします。
誰かの気持ちを尊重しながら、それでも“放っておかない”という優しさを、
これからも大切にしていきたい。
P.S.
夫婦の平和のためには、相手を変えようとするより、
まず自分の在り方を整えることが大事なんやなと感じています。
気持ちの温度差も、歩み寄る姿勢ひとつで
そっと埋まっていくもんやなと思う今日この頃です。
ログインしてコメントを確認・投稿する