日々の暮らしの中で、ふと立ち止まる瞬間があります。
家族のこと、仕事のこと、そしてこれからの人生のこと。
どれも大切だからこそ、胸の奥が静かに揺れるのかもしれません。
そんな時、私は自分にそっと問いかけます。
「本当に、もう夢を追う力は残っていないのか」と。
若い頃は、夢というものは“いつか自然と叶うもの”だと信じていました。
けれど、歳を重ね、家族を持ち、いくつもの季節を越えてきた今は、少し違う景色が見えています。
夢は、ただ待っていて“叶う”ものではない。小さくても一歩を踏み出し、その一歩を大切に積み重ねていくことで、そっと“叶えていく”ものなのだと。
たとえば、家族の幸せを願う気持ちもそうです。ただ願うだけではなく、今日の笑顔をつくるために、そっと手を差し伸べたり、あたたかな言葉をかけたり。そんな小さな優しさの積み重ねが、いつの間にか大切な人の心を満たしていく。
夢も同じ。
大きくなくていい。
派手でなくていい。
誰かに語らなくてもいい。
ただ、自分の心が「やってみたい」と灯ったその瞬間を、そっと抱きしめてあげればいい。
62歳。まだ、これから叶えたい夢がある。
それは若さではなく、これまでの経験があるからこそ見えてきた、静かで、どこか優しい夢なのかもしれない。
人生に遅すぎることは、何ひとつない。今日の一歩が、未来の自分をつくっていく。
夢は“叶う”ものではなく、自分の手で“叶えていく”もの。
そのことを、これからも大切にしていきたい。
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