mixiユーザー(id:8729247)

2026年05月03日11:51

81 view

映画「プラダを着た悪魔2」

自分たちにとってファッションはTPOだ。
生まれたての産着からお宮参りの「着物掛け」姿、
七五三に入学式スーツ、中学や高校の制服(バイト先の制服もある)、
社会人になれば通勤時の服とデートのときの服は変えて当たり前。
仕事帰りに飲み会があるなら職場で着替えて化粧直しもする。
…化粧もファッション、やはりTPOがある。
アクセサリーや靴、バッグももちろん「トータルでTPO」を選ぶ。
誰かのご葬儀で黒いワンピを着るまではいいが、超ミニではダメだし、
靴は光らない黒のみ、カラフルに染めた髪に長い爪と赤い口で行ってもダメだ。

しかし「ファッション業界」と言う場合はTPOではない。
デザイナーの美的センスが「服」として登場する。
「服」と呼ぶのに差し支える場合すらある。
これいったいどんなときに着るの?なんてファッションショーを見て考えてはいけない。
ピカソのゲルニカみたいな顔の人間がどこにいる?と考えるようなもんだ。

当たり前だがこの映画にはファッションショーの場面が何度も出てくる。
登場人物のファッションもシーンごとにまるで違う。
化粧も、アンディの「その眉毛は昔と同じ」と言われる眉の描き方だって
実は映画内のいろんなシーンで細かく変わっている。
(一番最初は太い一本眉で「足の多いゲジゲジ」みたいだけどね)

画面からあふれるファッションの洪水をがんがんに浴びているときの感覚は、
「好きな音楽を聴いてる」ときや「いい作品がきた美術展」と似ている。
美しいものは世の中にさまざまあるが、根本はいっしょなんだな、と思う。
美しいものを美しいと感じることができるのは幸せなことだ。

この映画の本題は、そういうことだと思う。
美しいものを大切にし、美しいものを生み出すことを大切にし、
美しいものを守ることを大切にする。
そういう映画だと思う。

いい映画でした。
5 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年05月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る