息子のソフトボールチームの監督をしていた頃、
最初に決めたのは“勝ち方”ではなく、チームの育て方でした。
保護者会でこうお願いしました。
「子供の限界を大人が先に決めないでください」
「“おまえには無理”という言葉は絶対に言わないでください」
「子供を信じて、やればできるという姿勢で見守ってください」
子供は強いけれど、同時にとても繊細です。
言葉ひとつで伸びもするし、折れてしまうこともある。
だからこそ、ミスを責めるのではなく、
どうすればできるようになるかを一緒に考えてほしいと伝えました。
そして、できなかったことができるようになった時には、
みんなで思いきり褒め合いましょう、と。
保護者の方々が深くうなずいてくれた瞬間、胸が熱くなりました。
子供たちができるようになった時のあの笑顔。
それを見た大人たちから飛び交う温かい言葉。
その光景に触れるたび、涙が自然と溢れました。
子供たちは、褒められるために頑張るんじゃない。
信じてもらえるから、頑張れる。
そのことを、あの頃の私は何度も教えてもらいました。
今でも思います。
「がんばれ」という励ましより、寄り添う言葉を。
強さより、やさしさを。
あの経験は、今の自分の考え方のどこかに静かに残っています。
ログインしてコメントを確認・投稿する