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2026年04月27日01:52

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「羅生門」


「羅生門」歌詞


震える大地 崩れる街並み
天災か人災か 嘆きは風に消える
利己的な政治家たちは 札束を数え
街角には 瘦せこけた影が溢れ出す
いつの間にか 誰も気付かれぬうちに
アスファルトの上に 巨大な影が落ちていた

気をつけな 見えない羅生門がそこに有る
貧困と絶望の 朽ち果てた楼閣(ろうかく)
雨宿りのつもりが 闇に引きずり込まれる
善悪の境界線は 飢餓の前に溶けて行く

見えない羅生門の下に立てば
見えない階段が手招きする
死臭の漂う 上の階へ上れば
そこには冷たい 骸(むくろ)の山が転がり
たとえば、老婆が一人 しわがれた手で何かを紡ぐ
若い女の冷たいうなじから
一本 一本 漆黒の髪の毛を引き抜いていた

「許しておくれ」と老婆はうそぶく
「鬘にして売らなきゃ 餓死してしまうのさ」
生きる為の悪だと 老婆は笑った
その言葉が 男の胸に黒い火を着けた
燃え上がる憎悪 それは正義なんかじゃない
ただの 生き残る為の免罪符

気をつけな 見えない羅生門がここに有る
貧困と絶望の 朽ち果てた楼閣(ろうかく)
生きる為ならば 何をしてもいいのか?
善悪の境界線は 飢餓の前に溶けて行く

「ならば俺が奪っても 怨むなよ」
老婆の震える手から 僅かな金銭を剥ぎ取る
暗闇の底へ 蹴り落した老婆の悲鳴
老婆が死んだことは火を見るよりも明らかだ
見えざる門の上で 男は鬼になった
雨は降り続く 洗い流せぬ罪を濡らして
次は誰が この門をくぐるのだろう?
羅生門の上では 先程の男が老いた姿で
誰かの死体から 髪の毛を抜いているだろう
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