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2026年04月26日23:49

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「月が沈むとき」「リダンス」メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章

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「月が沈むとき」Holdudvar。1968・洪マジャルフィルム・白黒35�丱轡優泪好魁璽廖複�K)。監脚:メーサーロシュ・マールタ。撮:ケンデ・ヤーノシュ。編:ファルカス・ゾルターン。美:タマーシュ・バノヴィッチ。音:レヴェンテ・ソレーニ。訳:森彩子。監修:コロンツァイ・バーバラ。
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出:トゥルーチク・マリ、コヴァーチュ・カティ、ラヨシュ・バラゾヴィツ、アーギ・メザーロシュ、ギョンジ・ビュロシュ、マリ・セメス、ガーボルネ・ヤカブ、ルドルフ・ソモジヴァーリ、イシュトヴァーン・アヴァル、ガーボル・マーディ・サボー、ガースパール・ヤンチョー、カタリン・ムハライ、ゾルターン・ファーブリ。
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『ハンガリー動乱』から10年以上が経ちソ連の衛星国化、官僚主義的保守が台頭する社会を風刺した作品です。勿論、あくまで政治的なものではなく先代と若者の対立というテーマに見せかけてますが、原題はスラングで『政治的追従者(太鼓持ち)』を指し示します。閉塞感に満ちた社会はラストで破綻が暗示され、
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また男尊女卑の演出は傀儡である共産党の締め付けの比喩的表現でもあると受け取りました。冒頭の空港はフェリヘジ(現リスト・フェレンツ)国際空港と推定。空港に並ぶハンガリー航空(現ウィズエア)のイリューシン『Ил-18』、エールフランスのボーイング『B727』、BEA(現BA)のビッカース『バイカウント』にも注目。
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「リダンス」SZABAD LELEGZET。1973・洪マジャルフィルム・白黒35�丱轡優泪好魁璽廖複�K)。監脚:メーサーロシュ・マールタ。撮:コルタイ・ラヨシュ。編:ファルカス・ゾルターン。音:レヴェンテ・ソレーニ。出:クートヴェルジ・エルジェーベトゥ、ガーボル・ナジ、ムール・マリアン、
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ヨージェフ・セーヘイ、メリンダ・マーリアス、フェレンツ・カーライ、テリ・フェルディ、ラヨシュ・サボー、ギョンジ・ビュロシュ。。女性であるマールタ監督が得意とする『シスターフッド』もの。本作では労働者と知識階級の決定的格差社会が描かれ、間接的に共産主義って何を目指していたの?という疑問を抱かせます。
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そして堂々巡りするお話と投げやりに生きる若者像は、例によって『何をやっても無駄』という閉塞感に満ちた努力放棄の共産圏社会を浮き彫りに。一方、映像表現では踏み込んでおり、女性視点の女性の内面だけでなく外面の芸術性にもこだわっているのは西側の監督達にも影響を与えたシャワーシーンを見れば明らか。
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皮肉な事に、ソ連東欧が映画製作教育を奨励(将来的に共産主義=ソビエト連邦のプロパガンダを製作する事を期待)した為に、西側の商業主義的方法論とは無縁な踏み込んだ脚本や映像表現が可能と成ったと感じます。本作のエルジは「エルジ」とは別人。強力な加湿を行っている紡績工場内ロケにも注目。
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余談ながらMIXI2内にはシナリオライター、小説家を自称するユーザーが多々見かけられますが、皆驚く程に知性、基礎知識が欠落しており、頭の中は100%アニメやゲーム、漫画の事だけ。昔の邦画の助監督のような人間関係に揉まれて経験値を積む事も無く。本人の社会観は梅干より小さいが故に願望と現実の区別が出来ず、
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逆説的に『自分は創作者として抜群の才能に満ちている』と相対評価無く自己陶酔に浸れる訳で。勿論、そんな世間は上手く行かないものの、『自分の才能を妬んだ何者かに妨害されてるから』と都合良く解釈するので、教訓の概念が無く成長も進歩も無い訳です。アマチュアならともかく、プロでさえその状態なので、
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世間で流行る作品の主人公はイキナリ最初から都合良く無敵だし、キャラクターも内容も見分けの付かないコピー&ペースト作品が溢れ返っている訳です(1週間に放送されるアニメの内容が混ざって記憶されてしまい困る)。でも消費者側も『どこかで見た事があるもの』は安心して歓迎し有り金全部投入するので、
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コンテンツ産業として供給と需要のバランスは取れており、創造でなく再生産は投資やリスク覚悟の必要も無いので、消費者側の社会観も萎縮と画一化が進んで行く訳です。画一化された需要の傾向はAIによる供給の得意とするものですから、日本ではいずれ脚本家も小説家は勿論、責任者さえ必要無い社会が到来すると予測します。
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ハンガリーは勿論、チェコやスロバキア、ポーランド、ソ連自身だったジョージアやウクライナ、バルト三国などは強制された画一化から脱却を目指して様々な試みと抵抗が為された訳ですが、現代の日本人は逆に自ら進んで同じ価値観・同じ感情・同じ思考を目指し、決定を何者かに依存する社会を待望しているのです。
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