mixiユーザー(id:68803308)

2026年04月21日21:35

237 view

お父さんとじいじの不思議


買い物の帰り道、ふと耳に入ってきた親子の会話があった。

「パパ、これ見て」
「お父さんはこっち見てるぞ」 

その瞬間、思わず小さく笑ってしまった。
最近は“パパ・ママ”と呼ぶ家庭が多いけれど、
この親子は“お父さん・お母さん”派らしい。 

自分の家もそうだ。子どもが生まれたとき、
“パパ”という響きがどうも照れくさくて、
自然と「パパ」ではなく「お父さん」と呼ばせてきた。
その響きには、どこか背筋が伸びるような、
言葉以上の責任と温かさが宿っている気がする。 

“パパ”は軽やかで親しみやすい。
“お父さん”は少し重みがあって、どこか凛としている。
どちらが良い悪いではなく、
ただその言葉の中に流れる空気が違うだけだ。 

さっきの親子のやり取りを聞きながら、
自分が初めて「お父さん」と呼ばれた日のことを思い出した。
あの小さな声に込められた信頼とまっすぐさは、
今でも胸の奥に残っている。 

呼び方ひとつで、家族の距離や温度が変わる。
言葉って本当に不思議だ。 

スーパーの出口で、さっきの親子が手をつないで歩いていくのが見えた。
その後ろ姿を見ていたら、
自分の子供達が小さかった頃の手のぬくもりを思い出した。
思わず頬がゆるむような、そんな優しい余韻が残った。 

子供達には「お父さん」と呼ばせるのに
孫には「お爺ちゃん」と呼ばせずに「じいじ」と呼ばせる
この感覚の違いはなんなんだろうか。

6 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年04月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記

もっと見る

過去の日記