北九州交響楽団 第136回定期演奏会
・モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲
・スメタナ:連作交響詩『我が祖国』より「高い城」、「モルダウ」
・ドヴォジャーク:交響曲第6番ニ長調
佐伯正則指揮、北九州交響楽団
2026年4月19日(日)、北九州芸術劇場大ホール
4月定期が終了。佐伯先生の熱い指揮と高いテンションで引っ張ってもらいました。とはいえ今回はどれも難しい曲で苦労しました。
モーツァルトでは、後半で小節をひとつ間違えるミスを犯しました。練習ではそんなことなかったのに、本番で急にダメになることがあって、情けない。ちなみに、チェコもので統一せず、1曲目にモーツァルトを入れた理由を後で聞いたところ、当初はドヴォジャーク「謝肉祭」も候補だったようです。でも打楽器の都合などがあって選ばれず、モーツァルトならプラハつながりでいける、ということらしい。「謝肉祭」になったらなったで大変だったでしょうけどねf^^:。
続いてスメタナ2曲。「高い城」はハープ・ソロから始まるインパクトが大きく、美しい曲と誰もが感じるところです。みっちもステージでうっとり。しかし、その後がいろいろと厄介。フラット大会f^^;も困惑しますが、途中の刻みもきつい。速い上に強弱やアクセントの付け方も頻繁で激しく、消耗しました。「モルダウ」は、始まりからの木管が素晴らしく、これまでの練習を含めていちばん! 泣きそうになりました。一方、みっちは終盤の急流のところまでミュートを外し忘れて大恥(ーー;)。ページめくりが忙しいので要注意箇所だったんですが……、残念。
休憩後の交響曲では多少持ち直しました。とくにフィナーレは長い、速い、ムズいの三重苦ですが、集中してなんとか乗り切った。マイナー曲ながらお客さんの反応は良く、第1楽章の終わりに拍手、全曲終わったときにはブラヴォーをいただきました。アンコールは同じくドヴォジャークのスラヴ舞曲第10番。これも難しい曲で(以下略)。
レセプションでは、佐伯先生に直接お話を伺いました。ドヴォジャークの6番とブラームスの2番の共通性について、つづくドヴォ7とブラ3でも継続していることは認識していたのですが、佐伯先生によると、8番と4番まで続いているそうです。えー? 具体的には、第1楽章展開部が冒頭に戻って提示部の繰り返しのように始まるところや、終楽章が変奏曲になっているところなど。だんだん影響は薄れてきているが、ブラームスへの意識はなくなっていないという指摘で、なるほど!
それだけでなく、第9番「新世界より」は、8番までとは違って若い学生への教育目的もあって書かれていて、独自の位置付けになっているということでした。しかもこの曲はブラームスではなくシューベルトのグレイト交響曲との関係があるというのです。例えば、「新世界」のフィナーレ主題と「グレイト」の冒頭ホルン主題。たしかに似ている! これらもあって、佐伯先生としては8番が最高傑作という評価でした。うーむ、3番や4番でも明らかにワーグナー的なところがあるし、ドヴォジャークってずっとこんな感じなのか? ただまあ、後になるほどうまく消化というか、パクリとはいわせないくらいに自分のものにしてはいるかなf^^;。それにしても、驚きでした。チェコ音楽の造詣が深いといわれているその一端を披露いただけました。スメタナについてもお話お伺いしたかったんですが、次の機会にぜひ。お付き合いいただき、大変ありがとうございました。
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