「はいからモダン袴スタイル―『女袴』の近現代―」「大正ロマンの小さな美 絵封筒の世界展 ―夢二・かいちを中心に、名もなき図案家まで―」「夢二が描く初春」弥生・竹久夢二美術館(会期終了)。一部撮影可。
女学生の代名詞ともいえる「女袴」がどのように登場し、広まり、そして現在に至ったのかを画・写真・動画・服だけでなく徽章やバックルなど現物展示を通して考察する企画です。
https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
本美術館の人気企画「ニッポン制服クロニクル」シリーズの続編とも捉えられますね。お茶の水女子大学、跡見学園女子大学、学習院大学、実践女子大学、大阪樟蔭女子大学、東京家政大学、女子美術大学も展示資料を提供。
現代において『女学生=女袴』のイメージを決定付けたのは何といっても漫画&アニメ、大和和紀「はいからさんが通る」ではないでしょうか。
「はいからさんが通る」の『環』『紅緒』の衣装再現。
他にも高野文子「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」、末次由紀「ちはやふる」、マツオヒロミ「S女学院の優等生」、ゲーム「サクラ大戦」のイラストを展示。
さらにマツオヒロミ「百貨店ワルツ」の『歳末大売出しポスター』は以前の展示では照明とガラスで撮影難だったので再展示が嬉しい。
SNS社会の最新のイラストとして、花月「現代創作和服 花月作品集」からも『和風制服乙女 袴セーラー』等を展示。
弥生美術館といえば『高畠華宵』。が、六曲一双の屏風「移りゆく姿」はやはり撮影不可。情報量が多過ぎるので書籍掲載では部分が小さく成ってしまい何が何だか分からないんですよね。大判ポスター化とかして欲しいです。なお本企画の図録ともいうべき関連図書「はいからモダン袴スタイル」が河出書房から発刊。
常設展(とはいえ展示入れ替えが定期的に)である華宵は夢二美術館の企画と連動し、主に絵封筒を展示。原画と製品を並べて展示とか美味し過ぎます。
華宵の美人画の特徴は緻密な表現と憂いのある視線ですね。
しかし華宵作品の究極は何と言っても「美少年」画。特に小説の挿絵の絶体絶命大ピンチのシーンはどれもこれも傑作です。
次回企画展(既に開催)。
記念撮影コーナーにはスマホ台が設けられてます。
渡り廊下を経て夢二美術館へ。圧倒される絵封筒の展示量。
夢二やかいちは勿論、デザイナー不明の作品もセンス抜群の物ばかり。人々が必死に生きている社会からは優れたものが創作されるという典型例ではないでしょうか。何一つ不自由無い世の中では一方的に消費が進むばかりで、クリエイターは『どこかで見た事があるもの』を捻出し得意に成って消費者もそれを歓迎します。
夢二の初春。夢二は有名な作風ばかりでなく、写実でも実に見事なセンスの作品を多々残してます。新規展示品も必見ものと感じました。
https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yumeji/exhibition/now.html
夢二といえば私的に『セノオ楽譜』。
ミュージアムカフェは満員で入れませんでした。
以前の夢二きのこ作品特集でキノコ中毒的に滅茶食い付いてしまった作品が、何とミュージアムショップの新製品のポチ袋に!!即購入。
ログインしてコメントを確認・投稿する