吉野 敏明
【牛乳は本当に骨に良いのでしょうか?】
子どものころから「牛乳は骨を強くする」と教えられてきました。
しかし、世界の疫学データを見ると少し不思議な現象があります。
牛乳を多く飲む国ほど骨折率が高い傾向があるのです。
例えば
フィンランド
骨折率 502人(10万人あたり)
スウェーデン
骨折率 430人
日本
69人
つまり牛乳を多く飲む北欧の国々の方が骨折が多いという結果です。
これは世界では「カルシウムパラドックス」と呼ばれる現象として知られています。
もちろん、これは単純に「牛乳が悪い」という話ではありません。
骨の健康は
・食事全体
・腸内環境
・タンパク質の種類
・ミネラルバランス
・日光(ビタミンD)
・運動
など、多くの要因が関係しています。
日本の伝統的な食事は
米
魚
海藻
発酵食品
を中心とした食文化でした。
牛乳を飲まなくても骨折率が低かった背景にはこうした食文化も関係している可能性があります。
「常識」と言われていることも世界のデータを冷静に見ると違う姿が見えてくることがあります。
皆さんは「牛乳と骨の関係」についてどう思われますか?
ログインしてコメントを確認・投稿する