■大の里、まさかの初日から3連敗...自身初の屈辱、安青錦は2勝目【大相撲春場所】
(TBS NEWS DIG - 03月10日 17:51)
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大相撲三月場所三日目、初日から連敗で三日目を迎えた西横綱大の里が東前頭二枚目藤ノ川の引き落としに屈して初日から三連敗、21歳で幕内最年少の小兵藤ノ川は初の横綱戦で初金星を挙げ、初日を出しました。藤ノ川は場所前に二所ノ関部屋に出稽古に行き、新弟子時代の相撲教習所で胸を合わせて以来の稽古となたっ大の里とは連続10番取って2勝8敗でしたが、大の里に“恩返し”の一番となりました。
この一番、一度立ち合いが合わず、二度目に立って藤ノ川が下から突き上げ、喉輪攻めで横綱を仰け反らせ、大の里が右差しで応戦も藤ノ川が押っ付けから往なし、引き落としで勝負あり。ほぼ防戦一方だった大の里は、自身初の初日から三連敗となりました。
伊勢ノ海部屋の部屋付きの甲山親方(元前頭十一枚大碇)を父に持ち、弟が幕下の碇潟という相撲一家に育った藤ノ川ですが、番付面では父を越え、父も果たせなかった金星を初の横綱戦でゲット。身長176cm、体重119kgの小兵にして正攻法の相撲の強さと巧みな技能、闘志を前面に出した気風の良い取り口で敢闘賞1回、八角理事長(第61代横綱北勝海)が「ファンだよ」と公言、多くの親方衆からも将来性を評価された存在ですが、いくら若くて勢いがあると言っても相手はスピード出世の横綱で、自身も初日から連敗発進という今日の一番でしたが、立ち合いの待ったで気力が空回りするかと見られた藤ノ川の攻めを、大の里が受け止められていなかったように感じました。八角理事長はここまでの大の里について、「無理していきすぎている。連敗して勝ちたい気持ちが強かった。気持ちと体がかみ合わなくなってきているんじゃないか」と指摘、そのうえで「試練でしょう。初めてじゃないの? こういうのがなくて上がっている。本人はきついと思う。横綱になるまで初日から何連敗。大の里の場合、それがない。気持ちがバラバラになってくるんじゃないか」と言及。四日目以降、どう立て直していくのかについては「試されてるんじゃない、今」と、自らが這い上がっていくことに期待するコメントを発したようです。
NHKのテレビ実況を担当した戸部眞輔アナウンサーは、先場所敗れている西前頭筆頭義ノ富士との対戦を明日に控える大の里について、明日の四日目に土俵を務められるかが注目となると語っていましたが、主導権を握ることのできた一番がまだない今場所の土俵であり、初日の土俵で負傷の伯乃富士、阿武剋が昨日(二日目)から休場、今日から阿炎も場所前の二所ノ関一門の連合稽古で傷めたという「第3腰椎横突起骨折(協会に提出の診断書)」で休場と、幕内力士の休場が相次ぐことも相俟って、懸念される事態となったかもしれません。大の里としては四日目も出場の意向との報道もあるようですが、果たして大の里の“初日”はいつ出るのでしょうか。
綱取り場所の東大関安青錦は東前頭筆頭若隆景を押し出しに退け「連敗はしませんでした」の2勝目。結びの一番の東横綱豊昇龍は昨日安青錦に土をつけた西前頭筆頭義ノ富士に両差しを許しながらも首投げで制し、西大関琴櫻も西前頭二枚目美ノ海に攻め込まれたながら土俵際逆転の掬い投げに仕留めて豊昇龍と共に初日から三連勝。東関脇霧島は西小結熱海富士を掬い投げで下して2勝目、西関脇高安は東小結若元春を突き落としで一蹴して初日から三連勝となりました。
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