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2026年03月09日09:21

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夕べ夜中のNNNドキュメントで

何組かの家族の震災後を追った番組だった。
中に「6歳の子が津波で行方不明」の家族がいた。
子が亡くなっただろうことは理解していて、自宅の跡地にバラをそなえたり、
お墓には「幼稚園に残っていたお昼寝パジャマ」を入れたりしてる。
仏壇にはありったけの写真を飾り、玄関には大きな似顔絵を掛けている。
最後に顔を見たのは母親が仕事に行くとき「行かないで」と泣いた顔。
なんで最後が泣き顔なのか、と母親は自分を責める。
13年目、「お子さんが見つかった」と警察から連絡が入る。
捜索で発見された上顎骨からDNA鑑定した結果で一致した。
警察で子(の一部)を受け取り、大事に抱いて帰宅する。
父と兄も泣きっぱなし。
自宅の仏壇に骨壺を置く。
「おかえり、やっと帰ってきたね」と言う。
お帰りのお祝いに大きなケーキを供える。
これまでも誕生日ごとに「おめでとう」のケーキを買ってたが
(ケーキに添えられたチョコに書かれた年齢はもう20歳を過ぎた)
今回は、本人がいる前にケーキを置く。
「好きに食べていいよ」と言う。

きっと何組ものご家族に取材したんだろう。
小さい子を津波で失ってそのまま、のご家族はたんとある。
その中で、10年以上たってから見つかるなんて、なんたる偶然で奇跡なできごと。
よかったね、よかったね。

生きて戻ったわけではないのに「よかったね」しかかける言葉がない。
それでも、本当によかったね。
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