夕食を終えて、私は食器を流しに運んだ。
皿についたソースもそのまま、シンクに置くだけ。
自分としては「どうせ食洗機に入れるんやし、これで十分やろ」と思っている。
そこへ妻がキッチンに入ってきて、シンクの皿を見てため息をつきながら言う。
「なんで流さんの?軽く流してから置いとってって、いつも言よるやろ?」
妻は“食洗機に入れる前にひと流しする派”。 一方の私は“食洗機が全部やってくれる派”。
この違いが、毎晩のように小さな温度差を生む。
私は「どうせ食洗機が洗うんやけん、ええやん…」と小声で返すが、妻は明らかに“流さぬ夫”として扱ってくる。
どうやら夫婦の平和のためには、食洗機に入れる前の“ひと手間”も妻の流儀に合わせるのが正解らしい。
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