おしどりマコ
火災に遭遇して、避難誘導をしたり、通報したりすることは滅多にないことですので、記憶が新しいうちに、メモに残しておきます。
Xの記事の機能で書いたのですが
https://x.com/makomelo/status/2018340100422455494
Xにアカウントをお持ちでない方は読めないかもしれないので、再掲します。
【駅到着〜火災警報〜火元発見】
2026年2月2日、17時からの東京電力定例会見に向かうため、JR京葉線に乗りました。
終着東京駅の一つ手前、八丁堀駅に到着したときです。
(時刻表を見ると、八丁堀駅を16時16分発予定)
駅の火災警報が鳴り始めました。
「キンコンキンコン 火事です 火災が発生しました」と自動で繰り返す音声が聞こえました。
すぐにマスクをずらして、臭いを確かめると、少し焦げたような臭いがしました。
相方のケンパルにもマスク外して確かめて?と促すと「うん、少し焦げ臭いかも」
荷物をまとめ、「降りるよ」と言うと同時に、同じ車両でスマホを見たり座っていた方々に「火災警報と同時に焦げ臭いにおいもするので、一旦、降りたほうがいいと思います」と促しました。
すると、私たちと同時にゾロゾロと降り初めて。
私が乗っていたのは2両目の車両、八丁堀駅で降りてすぐに階段とエスカレーターがありました。
降りても、焦げ臭い感じは強くなり。
一人が階段をかけのぼっていきました。
私たちが乗っていた2両目は、皆、降りたけど、他の車両の方々はまだ電車に乗っている。
あ、ちょっとマズいな、と思ってるうちに、一人の女性が私の腕をつかみました。
「見て、エスカレーターの中が燃えてる!」
昇りのエスカレーターの、ステップの隙間が、真っ赤になっており、少なくとも、下から3,4段目くらいまでの後ろの広い範囲に真っ赤な炎がチラチラと大きくなっているのが見えました。
そして、向かって右側のステップの隙間から、黒い煙が細くでていました。
あ、ヤバい、地下鉄の駅のエスカレーターの火災で大きいやつがイギリスであったな、あれは確か木製のエスカレーターだったかな、けれどこのエスカレーター内部での火は今は狭い空間だけど、酸素が供給されたら爆発的に広がるバックドラフトみたいになったらヤだな!と思い、
「離れましょう!」と叫んで、別のエスカレーター、階段からの移動を促しました。
【避難誘導の声かけ〜消防に火元の報告】
そして移動しながら、他の車両にも声をかけ、また、2両目前のエスカレーターの火災を知らずに、そちらに向かう方々にも声をかけました。
「前方のエスカレーターから炎が見えるので、後方の階段やエスカレーターで改札に向かいましょう!」と。
相方は、早く上にあがろう、と言い、私もそのつもりでしたが、声をかけていくと、ベビーカーの方々がけっこうおられました。
ホーム中央のエスカレータにはすでに人がいっぱいです。
ホーム真ん中にエレベーターがあるはずでしたが、火災の際にエレベーターは危険でしょう。
ベビーカーの方が、大人が複数人いるなら良いのですが、お一人で階段やエスカレーターだと大変でしょうから
「ベビーカーの方でお手伝いがいる人はおられませんか! ベビーカー優先にして、お手伝いしてくださる方がおられたらお願いします!」と何度も声をかけていると、「手伝いましょう」と待機してくださる方々も出てきました。
幸いなことに、ベビーカーの方々はご夫婦であったり、おばあ様とお母さまのお二人であったり、など、お一人でのベビーカー移動の方はおられませんでした。
改札への移動を誘導しているうちに、若い女性が「これ、消防に通報したほうがいいですか?誰か119番しましたかね?」と、聞いてこられました。
駅員さんがされてると思いますが、念のためお願いします、と伝えました。
(後述しますが、このときに、一つ失敗をしました!)
火が出ている前方のエスカレーターには向かわないよう誘導しつつ、ホーム中央のエスカレーターで誘導しているうちに、だいたい人がいなくなってきました。
そろそろ私たちも改札に上がろうか、と思ったそのときに!
なんと下りのエスカレーターで、3人ほどおりてきたのです!
「ホーム前方のエスカレーターで火災なんです、電車は動かないんで、改札にあがりましょう!」と声をかけると、最初の若い方は「わかりました!」とすぐに昇りのエスカレーターにUターンされましたが、年配の女性が「え?え?なにごとですか?怖い!」と私の服をつかまれました。
すでに、そのときには、ホームにうっすらと煙が立ち込めて、焦げ臭い臭いは強くなっていたからです。
大丈夫です、落ち着いてすぐに改札に上がりましょう、と声をかけたあと、ひょっとしたら、他にも知らずにホームに降りてくる方がいるのかも、上で誰も止めていないのかな?と思い、しばらくまたホームで待機しました。
その後、改札からくる方はおらず、あとホームに残っている人は、スマホで撮影している方々でした。
「改札に向かったほうがいいですよ!」と声をかけ、私たちもエスカレーターで上にあがりながら、思いついて、119番しました。
前述の失敗というのは、消防への通報をお願いした際、火元を伝えてもらうべきだった!と思ったのです。
改めて、通報し、地下鉄の駅のどこが燃えているかを伝えようと電話しながら改札に向かうと、地下3階のホームより、地下1階の改札のほうが煙が濃く、臭いが強くなっていました。(ほほう、やっぱり煙は高いところに上がっていくな)と思いながら、手で鼻と口を覆いながら地上を目指しました。
地上に出ると、最初の消防車が到着したところでした。
実際に、現場の方に直接伝えたほうが早い、と電話を切り、隊員の方に伝えます。
「私は火元を見ました、京葉線ホームのもっとも東京駅側の昇りエスカレーターの内部が燃えていました」
ちょっとこっちにきて!
もう一度説明して!
などなど、何人もの隊員の方々に聞かれ説明していきました。
「あなたの話は重要だと思うので、こっちに来て」と服をつかまれて(逃げませんけど!)一緒に歩きながら何人もの方々に話しました。
「この人が火元見たって!」
「どこ?地下2階?」
「1番線ホーム?2番線?」
「地下3階で、ホームは一つしかありません!」
「とにかくエスカレーターね!」
「エスカレーターは複数あって、もっとも東京駅側の昇りエスカレーターです!昇りエスカレーターの下のホーム側で、ステップの後ろに真っ赤な火が見えました!」
「じゃあこっちの方向だね、放水口はあっちの使おう!」
「前のとき、こっちの扉が開かなくてさ!」
(→後で知りましたが、1月21日にも、八丁堀駅でバッテリーによる火災があったとのこと)
ひととおり説明し、よし、するべきことはしたな!と思って東京電力定例会見に向かおうとすると、ベビーカーの方に、「さっきはありがとう!」と話しかけて頂きました。
【JR東日本にのぞむこと】
火災警報が鳴ったあと、私たち乗客への指示が一切なかったことが残念でした。
状況が一切わからなかったのです。
火災警報が誤報なのか、電車を降りて改札に向かったほうがいいのか、構内放送、アナウンスが一切なかったのです。
実際に「電車に乗ってたら動くんじゃないの?」と話しておられる後方車両の方々もおられました。
たまたま、私は火元の近くの車両だったので、かすかな焦げ臭さに気付きましたが、他の車両では何が起きているのかまったく分からなかったことでしょう。
また、難導をしばらく続け、ホームに煙や臭いがたちこめてからも、改札からホームに降りてくる乗客が複数いることにも驚きました。
ホームまで駅員さんが来ないにしても、せめて、改札ではホームに降りてこないように止めておくれよ!と。
【最後に】
火災や災害にいつ遭遇するかは分かりません。
できるときに、できることを。自分の命も守りつつ、周りに気を配りつつ。
「知りたがりのおせっかい」は、自分と周囲と社会を守ると私は思っています。
普段も、そして、ヤバいな!と思ったときも、情報収集をして、自分で状況を判断し、周囲に声をかけて連携を取りながら、できるだけ皆で長生きしましょうぜ!
※添付の写真一枚目:キャプション
おしどりケンが撮影した写真。
私は全く撮影しませんでしたが相方が撮っていました。
ホーム中ほどのエレベーターから、火元のホーム前方のエスカレーター付近を撮っています。
当該場所はすでにかすむほど煙が立ち込めていました。
消防隊員の皆さま、駅員の皆さま、復旧ありがとう存じました!!
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