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2026年01月29日08:51

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松原照子の「世見」(転載)

本日の世見  2026年1月29日(木曜日)

『水』

時が流れていき、今の暮らしに慣れると、人は過去の歴史を忘れるようです。
水辺を整えてきた人々の足跡は、私たちの身近なところにも見つけることができます。

全国の高校球児の憧れの的といえば、甲子園球場。
枝川の分流らしい川の河口部分を埋め立てて造成した土地だと言います。
人間の手が加えられた土地の多いこと。
フランク・ロイド・ライトという人がいました。
彼は、東京駅や旧帝国ホテルの作品を残したとか。
あの甲子園球場は、荒地に造られたと言います。

戦国時代から江戸時代にかけて、大名は平野に我が身の象徴の城を築き上げ、その城の周りに商業を振興させて城下町を作り、現在の地方中心都市を発展させてきました。
人間力の逞しいこと。
城下町では、平野部を流れる河川の流路を変えたり、低湿地も、浚渫・埋立して、人が集まり、生活できるようにもしました。

阪神間には猪名川と武庫川という比較的大きな川があります。
また、東京と横浜の間には多摩川と鶴見川が流れています。
昔も今もこれからも、川の流域は栄えることでしょう。
関東の多摩川の流域には、縄文時代にも集落がありました。
この「多摩」とは、西北から吹く“凶作の風”から来ているとか。
あなたが暮らしておられる地域の地名を調べてみられると、昔の出来事や風景が目に浮かぶことでしょう。

水なくして、地球上に声明は芽生えません。
水なくしては、日々の暮らしも成り立ちません。
水道から水が出て当たり前の暮らしに慣れすぎた日本で暮らす私たちですが、こんなクイズを出したくなりました。
「水の入った二つの容器が、今は秤でつり合っていますが、一方の容器に指を入れたらどうなるでしょうか?」
その答えは、指を入れた水面が上がって、底の圧力が増すので、指を入れたほうが下がります。
こうして考えるだけでも、水って、不思議が詰まっています。


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