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2026年01月12日19:44

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2026北九州伯林的管弦楽団演奏会

・ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より前奏曲、女心の歌
・チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』よりワルツ、青春は遠く過ぎ去り、ポロネーズ
・シベリウス:交響曲第5番変ホ長調 作品82

テノール独唱:野津良佑
中井章徳指揮、北九州伯林的管弦楽団
2026年1月11日(日)、ウェルとばた 大ホール

お正月の無料コンサート、今年は聴きに行けました。今回は指揮者に北九響も振っていただいた中井先生、テノールの野津さんをゲストに迎えて、歌ありのニューイヤーっぽいプログラムです。

ヴェルディのオペラ曲はたまにコンサートでも演奏されることがあるのですが、『リゴレット』の前奏曲は結末を予告したものでしょう、暗い葬送風な音楽が迫ってきます。それが一転して能天気な「女心の歌」につながるのがまさに劇的。テノールはわりと低め?の声で、丁寧な歌唱でした。この曲はイタリアオペラの代表的なナンバーですから、もうちょっと突き抜けた感じがあるといいかなと思いましたが、お屠蘇気分にはふさわしい選曲。

お次はチャイコのオペラから。『エフゲニー・オネーギン』は、このところ演奏機会が増えているような気がします。が、ワルツはそれほど演奏されないかな? チャイコならではの優雅な音楽で、オケも鳴りきっています。聴きながら、チャイコのワルツ集CDがあったらほしいと思いました。2曲目はレンスキーのアリア。この曲では、テノールが客席後方から移動してステージに現れるという演出。歌唱は切ない内容に合っていたと思います。ラストはポロネーズ。チャイコのオケ曲の中でもゴージャスさではいちばんかもという「帝政様式」の代表的作品で、ホールの響きもよく堪能しました。拍手喝采中、後ろの席から「九響よりうまい」という声が。いやいや九響もうまいよf^^;。

休憩後のメインは、シベリウスの5番。この曲は昨年、新しい福岡市民ホールのコンサートで初めて生で聴いたのですが、今回もよかった。拍子がわからなくなるような箇所の多い曲で、きっと演奏は難しいのでしょうが、安心して没入できました。第1楽章中盤の広々とした見晴らしが開けるところや、弦の刻みとそれに乗った管による圧倒的な疾走感など、聞き所をバッチリ押さえた演奏で、ビシッと決まって拍手が起きなかったのが不思議なくらい。お客さん、みなさん大人ですねf^^;。第2楽章もコクのある表現で、アタッカで終楽章につなぎました。最後も見事な集中力で締めくくりました。ただ、ひとつだけ不満なのはティンパニが消極的に感じられたこと。ラストぐらいはぶっ叩いていいんじゃないですか? それともそういう楽譜なのかな? この不満はしかし、アンコール演奏のシンバルに解消されました。曲は伯林的お約束のマイスタージンガー前奏曲。両手のシンバルはもしかして特大サイズ? 大きな円盤で鮮やかにズバーン!と決めてくれました。おーっ、と思わず声が出た(爆)。

終演後は、友人と奥方とで戸畑の洋食屋「しん門」でディナー。ステーキを頼み、ブルゴーニュ産のピノ・ノワールで乾杯です。
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