さくらももこのエッセイ『もものかんづめ』を読み終えた。
なるほど、確かに面白いが、もっとほのぼのした、笑いと涙に溢れた万人向けの内容かと思いきや、全編たいへんな毒に満ちているのに驚かされた。最後の土屋賢二との対談にもある通り、「人間の愚かさ」を浮き彫りにするような内容多数。家族に関する記述も、これは問題にならないのかと不安になってしまう。そして全編の5分の1くらいがシモネタ(笑)。
このような辛辣な本が一時的なベストセラーではなく、初版から35年経った今なお名エッセイとして読み継がれていることに驚かされる。逆に、赤裸々なほど正直で辛辣なエッセイだからこそ、多くの共感を集めているのだろうか。
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