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2025年11月30日07:32

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海原雄山ごっこ ご飯14 飯のタネ6 漬物 説明がつかないが、そこにあるもの 特選

私は、いろいろな思想家の本を読みました。影響を受けましたが、西洋ではノヴァーリスもその一人です。


「すべて、見えるものは見えないものに、聞こえるものは聞こえないものに、感じられるものは感じられないものに付着している。おそらく、考えられるものは考えられないものに付着しているだろう。」
(『青い花』)

全くその通りでしょうね。

ただ、この思想は、大昔からあります。

如來所説三千大千世界,則非世界,是名世界。何以故 若世界實有者
 (『金剛般若波羅密多経)
(如来が説かれた果てしない世界は、世界ではない。だから、世界と呼ばれる。)

果てしない不可知の中に可知のものが浮かんでいる。そんなイメージでしょう。
文学でもそれを追及した人がいます。上田秋成が『雨月物語』で追及しました。それが、私の今回の論文です。

それはさておき、不可知のものがあるからこそ、可知のものが華やぐ、色づくとも言えます。

糠漬けがそうです。
乳酸菌発酵ですが、乳酸菌は、
1 誰かから糠床を分けてもらう 
2 野菜屑を漬ける
3 かき回しているうちに、主婦の手に着いた乳酸菌が混じる
という三つの方法で得るようです。

面倒ですから、漬けたことはありません。しかし、母の漬けた漬物がうまかったです。
おそらく、1は、少し遠方の祖母からもらった。説明するまでもなく、菌ですから、少しぬか床を入れても増殖します。
2は、蕨と、長岡巾着茄子とか中島巾着と呼ばれている、ボール状の茄子です。
https://www.bing.com/images/search?q=%E9%95%B7%E5%B2%A1%20%E8%8C%84%E5%AD%90%20&qs=n&form=QBIR&sp=-1&lq=0&pq=%E9%95%B7%E5%B2%A1%20%E8%8C%84%E5%AD%90%20&sc=0-6&cvid=A3BC3EEA3EA74A068ED379A1A2A7D29D&first=1

母は東京生活が長く外国の院修了なのに、山で山菜を取ることが好きでした。蕨を取ってきてつけていました。
もっとも、今は、クマがいます。とてもじゃないが、そんな恐ろしいことはできません。
その蕨に付着している乳酸菌でしょうか。あるいは、名産として誇れる茄子についてきたものでしょうか。あるいは、築100年の祖母の家の家付きの菌かもしれません。飼い猫のピーが持ってきたものが混ざっているかもです。乳酸菌のおかげか、とてもうまかったです。

専門家が分析すれば、
グラム陰性菌。Leuconostocに属するL. mesenteroidesの近縁種だ…
等とわかるかもしれません。

だが、基本的に不可知です。専門家の分析もすべてではないでしょうし、そういう結果を知っても意味がありません。
想像してロマンが広がるという要素もありますが、不可知なものは、一回限りというか、そこにしかないものです。母の糠床からは、同じ味が何回も食べられますが、他の場所では食べられません。だから、うまい。

ご近所に、種子島さんという飲み屋があります。
そこは、親方がなくなり、お嬢さんがOL辞めて、跡を継いだという飲み屋です。
(一見の酔っ払いが、悪ふざけをすると、先代からの老人の常連がぶっ飛ばしてくれます)
そのお嬢さんの漬物が絶品ですので、それを食べています。
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