西沢昭裕
このひとには総理大臣はやっぱり無理だったのではないか。
兵庫の能面知事の記者会見とだんだん似てきたあの国会答弁では・・。
このひとは、軍拡にばかり熱中する安倍政権の政治手法を懸命に真似しているが、あの頃と政権基盤が全く違う。
公明党が去った今、ヤクザ集団の維新をあわてて引き入れたがそれでも過半数には数が足りない。
N国の立花党首が逮捕され参院ではN国の国会議員さえも政権から離脱する始末。
結局、衆参で法律を通す、特に予算案を成立させるには、玉木氏の国民民主を籠絡するしかない。
しかし、政権入りしたくて実はウズウズしていると顔に書いてある玉木氏も維新に抜け駆けされた今となっては、あまり露骨に政権にすり寄っては次の衆院選が持たない。
原発推進の電力労連をかかえる連合の芳野会長を後ろ盾にしている国民民主も今しばらくは野党ヅラをしているしかないようだ。
葛飾区議選では自民党候補が7人も落選したように自民党の長期低落傾向は止まってはいない。
そうこうしているうちに、米空母のうえでピョンピョン跳ぶほど日本の首相を大はしゃぎさせたトランプ大統領の足元も崩れ出した。
世界資本主義の総本山ウオール街のあるニューヨークで社会主義者を名乗るマムダム氏が市長に当選。
今やトランプの暴政がアメリカ国民に包囲されつつある。
福祉も医療も教育もそっちのけで「存立危機事態」などと台湾有事となれば米軍にくっついて参戦とまでやたらと勇ましく首相がいきりたってはみせても、日本列島に核地雷のように1ミリも身動きできない原発を54基も並べて食料もエネルギーも輸入に頼るしかない日本の現実こそ存立危機事態ではないか。
「いざという時にアメリカが日本を守ってくれるとは思わない」と国民世論も刻々進化しているというのに。
労働者の賃金が30年以上も上がらず若者が結婚もできず、猛烈に少子化が進む日本のこの現状こそ、まさに国家の存立危機事態そのものではないか。
とは言っても参政党現象に見られるように排外的な声高の勇ましい言説に拍手する国民が増えている日本。
となると、やはり高市政権は経済のほうから早晩行き詰まると思う。
国債を発行して軍拡予算を最優先にすれば国債の金利が上がり、国債金利支払いで財政はますます硬直化して身動きできない上に、今よりいっそう日本売りで円安になる。
物価はますます上がる。
国民生活の「存立危機事態」で高市政権は自壊が進みいずれ立ち往生する。
やぶれかぶれ解散になるかもしれない。
野党第一党が自維政権と真っ向から対峙すれば市民と野党の本物の共闘で政権交代のチャンスが訪れる。
憲法、原発、消費税、それに何よりも対米従属の大軍拡には反対で一致点を見出して野党共闘の再構築を急いでもらいたい。
「安保法制には今はもう違憲部分がなくなった」などとバカなことは決して言うべきではない。
野田党首も立憲民主党の名に恥じない言動をしてもらいたい。
立憲創設者の枝野さんは初心を忘れないでもらいたい。
政治家たるもの信念を投げだし年中グラグラしていてはダメ!
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