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2025年09月21日20:55

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「相乗効果の両横綱」となると、大の里の「四日目の不覚」は大した影響なさそうな気も、か。

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大相撲九月場所中日八日目、唯一全勝で賜杯レースを主導する横綱豊昇龍は西前頭三枚目の豪ノ山を押し出しに退け、自身初の中日勝ち越し。星一つ後れを取る横綱大の里も東前頭四枚目の平戸海を押し出しで制し、一敗を守りました。
さて、結びの一番の横綱豊昇龍は、ここまで初日から7連敗と初日の出ない豪ノ山と対戦。全勝の横綱と全敗の平幕との対戦だと横綱が圧倒的に有利と考えるのが普通と考えていたら、今日のNHKのテレビ正面解説を務めた湊川親方(元大関貴景勝)曰く、「豪ノ山はここまで7戦7敗。怖いものなしで突っ込んでくるので、横綱はかえってやりにくい」と、星が上がらない故に不気味な存在になり得るとのこと。それを裏付けるかのように、立ち合い、豪ノ山が素早く前に出て豊昇龍を土俵際に追い込む展開の一番となりましたが、ここで右差しの横綱が一気に反撃、豪ノ山を押し出し、勝負あり。湊川親方は「豪ノ山は、はずで押していけば良かったが、右が入ってしまったので、横綱も右が入る形になってしまった」と、横綱の勝因と豪ノ山の敗因を解説していましたが、昨日の平戸海戦での土俵際での逆転の掬い投げほどではないにせよ、不利な展開になっても「負けない」相撲を見せる「横綱の強さ」が出て来たのは、それだけ横綱らしい好調な土俵が続いている証左だと思います。
一方の横綱大の里は、昨日あと一歩のところで金星を逸した平戸海と対戦。立ち合い、平戸海が素早く左上手を取るも、横綱はものともせずに真っすぐ出ての押し出し。湊川親方曰く「平戸海の立ち合いは100点満点。横綱が少し立ち遅れ気味に見えたが、突き放しだけで上手が切れてしまった。相当な力の差がないとできないこと。すごいなと思ってしまった」と、横綱相撲の一番についてコメントしていました。
中日の両横綱について、八角理事長(第61代横綱北勝海)は、「大の里は根こそぎ持っていった。横綱相撲を取った。圧倒的な相撲はいいね。豊昇龍も好調だ。両横綱はお互いが勝っているから負けられないと感じ、いい緊張感になっている。相乗効果だろう。」と、片や途中休場、片や4つの金星配給の先場所とは打って変わって横綱の矜持を存分に示す土俵を展開していることを評価していますが、大の里が四日目に伯桜鵬に不覚を取ったことはあったものの、東西両横綱が共に強さを発揮して盛り上げ、期待に応えてこそなのが大相撲の本場所だと、改めて感じます。
その他。大関昇進トライアルの関脇若隆景は東前頭三枚目の熱海富士を寄り切りに仕留めて、星を5勝3敗に。右差しの立ち合いも熱海富士に抱え込まれたものの、左押っ付けで応戦、熱海富士に廻しを与えず頭を密着させて巻き替え、両差しから寄り切り。土俵下で正面審判長を務めた高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「投げにいかずに我慢して、力強い相撲だった。一気に正面から攻めていた」と評価しましたが、大関昇進の目安(三役で直近3場所33勝)には残り七番のうち六番が必要なので、上位陣3人との対戦を残す若隆景には厳しい状況が続くのは変わりないようです。
また、21歳の新小結安青錦はこの日で幕内通算出場が1430回と歴代3位タイとなった東前頭筆頭の玉鷲を寄り切りに退け6勝目。湊川親方曰く「課題があるとしたら、突き押しタイプの相手だと思っていたが、21歳とは思えない熟練の技を身に付けつつありますね」と、安青錦の土俵を評価。一方、大関琴櫻は小結高安の下手投げに屈して連敗、三敗に後退しました。
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