■石破首相、退陣表明=自民、臨時総裁選へ
(時事通信社 - 09月07日 16:31)
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石破茂首相(自民党総裁)が首相官邸で記者会見し、退陣する意向を表明した、ですか。日テレで見ていましたが、7月の参院選での大敗の結果への責任を、漸く取ることとなったかと言うのが正直な感想です。
1年前(令和6(2024)年)の9月、自民党の総裁選で優勢にあったと見られていた高市早苗経済安全保障担当相(当時)が決選投票で石破茂元党幹事長に21票差で敗れたと言うニュースに接したのは、その日の仕事が終わって職場で総裁選の結果をスマホでチェックした時で、飛び込んで来た文字が「石破茂当選」と知るや、「高市早苗当選」とあると信じていた私としては正直、力が抜けた気がしました。
当時の投票結果は、第一回投票で、
高市早苗181票(議員票72、党員票109)
石破茂154票(議員票46、党員票108)
小泉進次郎136票(議員票75、党員票61)
林芳正65票(議員票38、党員票27)
小林鷹之60票(議員票41、党員票19)
茂木敏充47票(議員票34、党員票13)
上川陽子40票(議員票23、党員票17)
河野太郎30票(議員票22、党員票8)
加藤勝信22票(議員票16、党員票6)
で、高市早苗、石破茂両候補が決戦投票に進み、その結果が
石破茂215票(議員票189、都道府県連票26)
高市早苗194票(議員票173、都道府県連票21)
だった訳で、当時、左派メディアを中心とする高市早苗候補に対する様々なネガティブキャンペーンの“餌食”になってしまったのかはさておき、党内の基盤が決して強くないとされている石破茂候補の逆転を許してしまったとことで、ある意味、民主主義の“怖さ”が出たのかなとも感じました。安倍晋三内閣(第二次)以来の「保守本流」から路線が大きく変わることになる自民党であり、日本はどんな方向に向かうのやら、不安を感じました。
結果、自民党は石破茂内閣発足直後の衆議院選挙で大敗、7月の参議院選挙でも大幅に議席を減らし、自民党及び公明党の連立与党が衆参両院でそれぞれ過半数に満たない「少数与党」を許すことになりましたが、衆議院選挙では一部派閥によるとされる「派閥のパーティー収入の政治資金不記載問題」の影響に加え、自民党が非公認とした候補が代表を務める政党支部に活動費2000万円を支給したことも明らかになり、大敗の要因となりました。衆議院で少数与党に転落後は野党の意見に耳を傾けることを余儀なくされ、今年度(令和7年度)の政府予算や高額医療費制度や年金制度の改革など、野党の要求を受け入れなければ何も決められない政権運営が続きました。内閣の陣容をほぼ“論功行賞”人員で固めた恰好だったこともあり、党の路線そのものも“左傾化”を感じさせるほどでした。
内閣発足直後の大統領選挙に当選したドナルド・トランプ(Donald Trump)米国大統領(第二次、「第47代」)との会談は2月になって漸く実現しましたが、焦点だった日米関税交渉の妥結は参院選後のつい先日まで待たざるを得ず、結果的にはある意味“花道”となった様相と言えたと思います。
参議院選挙の敗北後、石破茂首相は「比較第一党の責任」を訴え、日米関税交渉合意の完全履行などの課題に向き合うことを大義名分として政権を続投する意向を表明、しかし、低迷が続くと見られていた内閣支持率が各メディアの世論調査で上昇に転じる(と言っても30%台後半から40%近く)と言う奇妙な現象が起こり、石破茂首相も続投の理由の一つにこれを挙げるほどでした。
この世論調査の「奇妙な現象」の要因は、その多くについて、調査標本を固定電話で得るスタイルが採られていることが理由と言われ、得られた対象者(調査標本)の年齢が高齢層に集中していたことであるとの見方が多く、固定電話を持たず通信手段にスマホを用いる若年層が調査標本にならないので年齢層に偏りが生じ、その調整を十分に行わないケースが見られると言われますが、議員や都道府県連と言った党内で総裁選前倒しを求める声が日増に高まり、「石破降ろし」の声が拡大していく直近の状況も、この世論調査が真の民意とは異なっていることを裏付けているように思えます。
結果、続投は困難と判断し、今日の臨時の会見で党総裁の辞任、つまり石破茂内閣の退陣を明言しました。日米関税交渉では「一つの区切りが付いた」とし、「新総裁が選ばれるまで責任を果たし、新総裁にその先を託したい」と語ったとか。
それにしても、「総裁選前倒しを主張するなら名乗りを上げて本人が党本部に来い」などと、自身への不信任を主張する議員に“踏み絵”をさせるようなことをしてまで、内閣総理大臣の座にしがみついていたような様相だった石破茂首相(自民党総裁)も漸くその座を去る、と。本当に長かったと思います。
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