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2025年06月01日18:17

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映画を愛する君へ(Spectateurs!)

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 フランスの名匠アルノー・デプレシャンが自身の映画人生を投影しながら、映画の魅力を観客の視点から語り尽くした自伝的シネマエッセイ。

「そして僕は恋をする」「あの頃エッフェル塔の下で」でマチュー・アマルリックが演じたポール・デュダリスを主人公に、初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を、19世紀末の映画の誕生から現在に至るまでの映画史とともに描きだす。本編には映画史に功績を残した50本以上の名作が登場し、デプレシャン監督が尊敬するアメリカの哲学者スタンリー・カベルやフランスの批評家アンドレ・バザンの言葉も引用しながら“映画とは何か”をひもといていく。

主人公ポール役には成長に合わせて4人の俳優を起用し、マチュー・アマルリックが本人役で出演。「ママと娼婦」のフランソワーズ・ルブランが祖母、「落下の解剖学」のミロ・マシャド・グラネールが14歳のポール、「みんなのヴァカンス」のサリフ・シセが30歳のポールを演じた。(映画.comより)





<2025年2月2日 劇場鑑賞>

 不思議な映画でしたね。見ているときは、「あ、あの映画ね」とわかるもの、全然わからないもの、いろんな映画の1シーンがでてきて、そして主人公の映画愛がいかに育まれていったか、主人公と共に体験できるようになっている・・・はずなんです。例えばおばあちゃんに映画館に連れて行ってもらった時のことや(「映画を映画館で見るとまた違うのよ」みたいなセリフがあって)、自分も一生懸命映画を見ていたことなども切々と描かれて・・・いたはずなんです。でも、実際映画を見てしばらく経つと、思い出そうとしてもな〜んにも覚えてないんです。

 実はこの映画、しばらくしてから和歌山のミニシアターに降りてきました。他の映画を見に行った時に「映画を愛する君へ、ですね?」と言われて「いえ、実はその映画は以前大阪で見てしまったんです」と答えると「どうでしたか」と言われて答えに窮しました。本当に何と答えていいかわからず、「実はほとんど記憶にないんです」と正直に答えました。アホ丸出しだなぁと思いながら。すると、オーナー女史は「そういう映画みたいですね」と、納得したように答えてくれました。随分救われたような気がしました。他の人もそんな感じなんだな、って。

 自分でも不思議な感覚です。これほど何も覚えてないことも珍しく、見てるときはそれなりに楽しんでたのにな、と思います。でも、こんな映画もあるってことですね(自分の脳みそが退化してるだけ?)。
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